【銀魂】真選組で検視官をする女

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［銀時 side］




難題を押し付けたまま、さっそうと消えていったガキ共。
言われなくとも俺自身、最近おかしくなっちまったことは分かってるし、どうにか対策を取らなきゃならねーことも分かってる。





銀時「(惚れてる……のかねェ。)」





確かに、Aは綺麗な顔してるし、立ち振る舞いも料理の腕も、女として文句のしようがないほどよく出来た女だ。

ただ、そんなアイツにも何かしら弱い一面があるようで。時折見せる悲しい顔も、どこか寂しそうな顔も。そんな面させたくねーし、してる時は真っ先に笑い顔に変えてやりてぇーっつー気持ちはある。


そう思う反面、こんな俺がコイツと釣り会えるのかっつー問題が浮上してくることもある。
それは、俺が昔しでかした業のことも勿論あるし、なにより俺がアイツに、んな面させる理由を無くしてやることができるか計り知れるモンじゃねー。
人の過去なんてそう易易と入り込んでいいわけじゃねーし、それがアイツとって辛ェことなら、掘り返してやるべきじゃない。

だが、理想論抜きにして、んな辛ェことを女のアイツ一人が背負い込む必要があるかっつー話だ。





銀時「(直接……聞くっきゃねーか。)」





直接聞くにしても、Aに聞くのは余りにも唐突すぎる。というか誰に聞いても唐突すぎるか。

果たしてどうするべきか。

とりあえず、このままじっとしておくのも気が引けるので、少し残ったいちご牛乳を冷蔵庫に保管し、誰もいなくなった万事屋を後にした。



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異性の心情考えるのが一番難しい……です。
ありきたりな感情を並べてるだけになってしまった気がします……。
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