【銀魂】真選組で検視官をする女

-68-悩める恋心篇↓ ページ23

［No side］





とある日の万事屋。今日も今日とて、依頼の入らない日々が続いている彼らのリビングでは、神楽のある一言により大騒ぎしていた。

それは、_________





神楽「銀ちゃん。いつになったら、Aに告白するアルか。」





この一言で、銀時は飲んでいたいちご牛乳をブハッと撒き散らし、新八は顔を真っ赤にして銀時が彼女に恋心を抱いていたことすら気づいていなかったとテンパっている。神楽は、そんな新八にだから駄眼鏡なんだと揶揄していた。







銀時「な、なに勘違いしてくれちゃってるのかな神楽ちゃん？お、俺は何もそんな感情は持ち合わせちゃ、」



神楽「じゃあ、なんで最近Aに会う度、顔赤くしてAのことばっか見てるアルか。」






鋭い神楽の指摘に、うっと言葉が詰まる銀時。


そう。つい最近の彼は、Aと遭遇するたびに頬を赤らめては、彼女のことを愛しそうに見ていた。それは、つい先日食べ放題に行ったとき辺りから見られる行動である。
それは、Aにも気づかれたようで、そのときも「顔が赤い」「熱があるんじゃないか」「顔に何かついてるか」などと聞かれていた。

もちろん、怪しいことこの上ない感じに誤魔化していたが。







神楽「銀ちゃん。まさか、自分の気持ちに気づいてないアルか。」






そう言われ、分からないと言った様子の銀時。神楽は、ハァァァァと全身の空気を抜くような、呆れに呆れたというような深いため息をした。







神楽「分からないんじゃ無いネ。はっきりさせたく無いだけアルよ。怯えてても何も始まらないネ。」






早くしないと、他の男共に取られるアルよ。と言い残すと、定春の散歩に行くと言って気まずい空間を残したまま外へ行ってしまった。
何処かいたたまれない気持ちになった新八も続いて買い物へと出掛けてしまう。




重苦しい空間に一人取り残された銀時は、頭をガシガシと掻いたあと、再びいちご牛乳へと手を伸ばし、悩みの空間へと溺れていった。




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はい。タイトルのように、この篇でかなり進展します！！

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