序章 ページ1
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__幸せだった。少なくとも彼の頃までは。
否、自分がそう思いたいだけなのかもしれないけれど。
私は
小さな私は何時も兄様と姉様に着いて廻り、何でも真似ようとしていた。
兄様の様に成りたくて駄々を捏ねて購って貰った髪飾り。
姉様の様に成りたくて邪魔で仕方なかった髪を必死に伸ばして。
そんな私を彼等は笑って見守って呉れた。
__何時も、一緒だった。
街を歩けば一寸だけ有名な私達。
参人並んで歩く姿は微笑ましいって、廻りの大人は口を揃えてそう云った。
そんな家族が私は大好きだった。
私は家族を愛して居て、勿論家族も私の事を愛して呉れで居るものだと_
そう、思っていた。
でも、気付いて仕舞った。
如何にも温かくて幸せな家族の中に
何時だって私は含まれていなかった事に
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黒蜜おもち - 終わり!?おっおわ……続き、ください。。。 (3月28日 12時) (レス) @page38 id: b91ecec67d (このIDを非表示/違反報告)
亜美 - 続きをお恵みください… (12月30日 21時) (レス) @page38 id: 5d2aa23f76 (このIDを非表示/違反報告)
山羊のサーカス(プロフ) - 終わり...だと...!?再度更新を願っております...! (11月25日 18時) (レス) @page38 id: 78c8c266f2 (このIDを非表示/違反報告)
かぐや - 終わっちゃった…更新して欲しいです!!お願いします… (9月8日 21時) (レス) @page38 id: 65c95105c4 (このIDを非表示/違反報告)
rai - お、終わり⁉︎是非更新をしてくれることを願って (8月19日 22時) (レス) @page38 id: 67327e3dd8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ふにゃた | 作成日時:2018年2月18日 19時