情報屋。-伍-【銀魂】

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【Aside】






『とりあえず来るのは分かったんやけど

元々休みやったし酒も何もないで？』






元々少人数の相手しかしない此処

休みならば尚更酒など無い



……実はここ数日1人で飲んでましたとは言ってない




どちらにせよ、

あの万年空腹組が少ない酒で満足する訳でもない筈


ってか、2人は子供で飲み物すらまともに出せんわ







月詠｢だが、

彼奴らはタダ酒タダ飯かっぱらえると喜んでいたぞ｣






『何勝手に言ってんねん』






晴太｢オイラは三味線すげぇって……｣






『三味線位は弾いたるけど彼奴ら聴く気あるんやろうか』







あの中じゃ新八くん位じゃないだろうか

ちゃんと大人しく聴いてくれる人








『はァ、しゃあない


遊び人の天パマダオでも、吉原を救った奴が客となれば

それなりにもてなさんとな



って事で月詠ちゃん、よろしく頼むで


ええ酒ええ料理、片っ端から持ってきてな

あ、ジュースも頼むわ』






月詠｢ふっ、主ならそう言うと思っておったぞ


請求書は後で送る｣






『はいはい、幾らでもどーぞ』







口角を上げた後、去っていった月詠ちゃん

他の店や酒屋から色々と持ってきてくれるみたいだ




最初からこうするつもりだったのだろう

ま、後からの請求が怖いがこれで解決








晴太｢なぁ、大丈夫なのか？｣






『ん？あぁ、月詠ちゃんに任せとけば大丈夫や


自分らはさっさと掃除終わらせよか

終わったら晴太くんも一緒に飲もうな？』






晴太｢オイラもいいのか！？｣






『当たり前やろ？

日輪太夫も呼んでええで』






晴太｢っおう！ありがとう月下香花魁！


掃除は任せろ！！｣








にかっと目を輝かせ嬉しそうに笑い、

雑巾を持って走り出した晴太くん



………可愛い



















晴太｢……ふぅ、｣






『おつかれさん、今日もありがとな』






2、30分もすれば掃除は終わった


晴太くんが手伝いに来てくれるようになってから

毎回の掃除時間は短くなっている


綺麗にやってくれてるお陰やな







晴太｢それにしても銀さん遅いな〜｣






『……あー、

まぁあれでも一応英雄だの言われとるし

顔はええ方やからな


そりゃ街を歩いてれば声は掛けられるわな』






晴太｢……そうだな｣







直ぐに察しがついたらしい


先程からきゃーきゃーと騒ぐ声が

此方に近付いて来ている




あ、自分は目視済みや

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