86・ ページ44
【Aside】
どのくらい寝ていただろうか
『……ん？』
ぱちっ、っと目が覚める
何時の間にか寝てしまっていた
お登勢｢やっと起きたかい
さっきまで銀時とその友人が来てたんだが
もう帰っちまったよ
それにもう明け方さ｣
『……ほんまや、すんまへん……』
お登勢さんの言葉に
慌てて外を見ると空が少し明るくなってきていた
とっくに閉店時間は過ぎている
お登勢｢別に気にするこたぁないよ
ここでは酔っ払いが多いしね、よくあることさ
急ぐ必要ももないよ｣
『おおきに……銀時の友人って？』
お登勢｢どこぞのテロリストさ
あぁ、そいつが刀を忘れていっ｢失礼する｣
……おや、噂をすれば
ほら、これだろ？｣
扉がカラカラと開き、桂くんが入ってくる
『お、桂くんや、久しぶりやねぇ
元気やった？』
桂｢む、A、まだ居たのか
それからそれは此方のセリフだ、
何も言わずに去るとは……心配したぞ
お登勢殿、
刀、すまなかったな｣
お登勢｢丁度この子に頼もうとしてた所だ
まだ店を開けてて良かったよ｣
桂｢あぁ、感謝する
ではこれを取りに来ただけなのでな｣
『あ、じゃあ自分も帰るわ
流石にこれ以上はな
お登勢さん、お勘定〜』
お登勢｢今日の分はいらないよ
もう十分もらったさ｣
『ん、ならお言葉に甘えるなぁ』
お登勢｢また何時でも来な、アンタなら歓迎するさ｣
『んふ、おおきに
んじゃ、お邪魔しました〜』
桂｢お登勢殿、失礼したな｣
お世話になったお登勢さんに手を振り、
待ってくれていた桂くんと並んで帰る
『なんや、先に帰っとっても良かったのに』
桂｢Aと久しぶりに話もしたかったのでな
……それに、
こんな時間帯に女子を1人帰らせる訳にもいくまい｣
『確かに桂くんとは
こうやって並んで歩く事も少ないしなぁ』
桂｢………｣
『……ん？
桂くん、どうしたん？』
いきなり立ち止まる桂くん
……凄く顔を見詰められてるんやけど
桂｢……いや、すまない
少し気になる事があって鎌をかけたのだが……
A、お前は女子だったのだな｣
『……そうなん？全然気付かんかったわ』
流れる様に言われたので
違和感がなく気付かなかった
ま、桂くんみたいに親しくて信用出来る人には
何時も流れで伝えてるしな
誰にでも教える訳やないよ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 286人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「逆ハー」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
太宰、乱歩などの頭脳派推し - お返事ありがとうございます。私は、いろいろな方の作品をみていますけど更新停止になっているのが多かったり裏切り系が苦手なので見る作品も限りあるので更新楽しみにシテマス。 (2022年2月14日 14時) (
レス) id: 6e38a4139d (このIDを非表示/違反報告)
カレン(プロフ) - 太宰、乱歩などの頭脳派推しさん» こんばんは、コメントありがとうございます。神威も出したいのですが、思いの外一つ一つのお話が長くなってしまっていて…。出すつもりですので気長にお待ちください。文ストもいいですね、掛け持ちできるよう安定させてから他の作品にも手を出してみたいです (2022年2月13日 23時) (レス) id: 15a41b8b93 (このIDを非表示/違反報告)
太宰、乱歩などの頭脳派推し - こんにちは！銀魂神！私は文ストも好きなので、文ストの作品も検討してみてください。あと神威もだしてくだされ。頑張ってください。 (2022年2月13日 20時) (レス) @page26 id: 6e38a4139d (このIDを非表示/違反報告)
カレン(プロフ) - 腐腐腐さん» ありがとうございます、初めての作品で多くの人に見てもらえて驚いています。これからも頑張るので、続き楽しみにしていてくださいね！ (2022年2月11日 15時) (レス) id: 15a41b8b93 (このIDを非表示/違反報告)
腐腐腐 - めっさ好きです！この作品に運命(？)を感じました笑続き楽しみに待ってます！ (2022年2月11日 12時) (レス) @page7 id: c7cac8184e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：か。 | 作成日時：2022年2月8日 21時
