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【Aside】






晋助の腕の中で、

一睡もすること無く迎えた翌朝



ま、翌朝といっても外の景色は変わらず暗いまま





『…………』





晋助が瞳を閉じてから、

最初は色んな感情がせめぎ合ってごちゃごちゃしていた


でも、晋助の規則正しく伝わってくる鼓動や

暖かい人肌に触れているうちに落ち着いた





そっと顔を上げれば、

すぐ近くには腹立つ程整った寝顔に伏せられた睫毛



だが、片方の目は包帯に隠されたままだ






『…………、』







自然と、その包帯へと手が伸びる











高杉「人の寝込みを襲うたァ……、

いい趣味してんじゃねェか」





『!

……すまん、手が勝手に』






もう少しで触れる、

そんな時にぱしっと腕を掴まれた


驚いて肩を揺らせば、

いつの間にか目を覚ましていた晋助が此方を見下ろす







高杉「……ま、いい

それよりもお前ェ、寝てねェのか」





『あー、まぁ……

昨日散々寝てたし、眠くなかったからな』





高杉「………」







なんとなく気まずくて視線を逸らしていると、

目元をそっと撫でられる



……なんか喋ってくれや、気まずい







高杉「……ふ、ンな顔した所で

お前ェをとって食おうなんざ思って無ェよ



言ったろ、俺は酒に酔ってた

何も覚えちゃいねーよ」





『!』





高杉「ま、

お前が欲しがってんなら俺ァ構わねェぜ?」





『いや欲しがって無いわ


……けど、まぁアンタのお陰でちょっとは落ち着けた

ありがとな』





高杉「はっ、何の事か分かんねェな」












『……それから、すまん』






喉を鳴らし笑う晋助を他所に、

そんな言葉を漏らす



此方の考えて態々そう言っているのだろう



昨日の事を流すなんて、自分はともかく晋助だって

そう簡単に出来るモノでは無いだろうに





と、考えていると







高杉「……A、」





『んぶっ、!?』






物凄い力で頬を掴まれた


え、痛い






高杉「何時までもその辛気臭ェ面見せるってんなら、

またそのちっせぇ唇食っちまうぞ」





『すまんすまん離せ』









万斉「晋助、A

入るでござ………、朝から早々何をやっているのだ」





『あ』






晋助とじゃれ合っていると、

万斉が入ってきては凄い目で見てきた




そういや晋助の腕に抱かれたままだった






つまりカオス

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岬影 - 明けましておめでとう御座います。。これからも頑張ってください。 (2023年1月1日 8時) (レス) @page28 id: c8b8308491 (このIDを非表示/違反報告)
か。(プロフ) - 村瀬さん» ありがとうございます〜!ゆっくり更新していきますので気長にお付き合いください〜 (2022年11月13日 16時) (レス) id: 15a41b8b93 (このIDを非表示/違反報告)
村瀬 - バラガキ篇…!更新頑張ってくださいね🤲 (2022年11月13日 12時) (レス) id: 518be6f384 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:か。 | 作成日時:2022年11月12日 23時

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