情報屋。-拾-【銀魂】

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【Aside】







『……ん、終わったんか』





沖田｢あ、Aさん

………ま、ホントに唯の痛み分けですがねィ｣







廃ビルから顔を出せば、

気付いた総悟くんが声を掛けてくる


のんびり歩いている内に話がついたらしい







土方「んなこたァねーさ

なんせこっちは超大物のホシあげたんだ



なァ白夜叉殿」







続けて土方さんも声を掛けて来たかと思えば、

パトカーのドアを開ける


そこには綺麗に捕縛されている白夜叉殿が




はは、ウケる

カッコつけて名乗るからやん







銀時｢だからモトだよ元！！


テメーら俺のお陰で助かったのに

恩を仇で返すつもりか！！｣





土方｢どうにもくせー野郎とは思っていたが

まさかてめーが桂共と並ぶ伝説の攘夷志士だったとはな｣





銀時｢だから元っつってんだろ！！

今は善良な市民である所はてめーらご存知だろーが！！｣





山崎｢殺人未遂犯してましたよね

鉄殺そうとしてましたよね｣





『今までもなんで捕まってないんか

分からん時あったもんな』





銀時｢Aテメェも同じようなもんだろ！！



ああああ分かった！！


じゃあ百歩譲って俺が元攘夷志士だったとしよう！

だったらコイツも元は攘夷志士だろーが！


なァ鉄くん！！｣







順々に棘のある言葉を刺され、逆ギレし始める銀時

隣に座る鉄之助くんにまで突っかかり始めた







銀時｢人の罪なんてたどっていったら全員罪人だよね？

キリがないよね？？


パクんならコイツもパクれ！！｣





鉄之｢その通りっス、責任をとらせてください

自分切腹するっス！！｣





銀時｢え゛え゛え゛え゛え゛え゛！！？｣







まぁ案の定というか、

改心した鉄之助からは銀時の思うような言葉は出ず


むしろ反対方向の流れになっている







鉄之｢今回の件は全て自分の責任っス｣





銀時｢いやちょっと待って！！

そういう流れにしたいんじゃないんだけど！！｣














鉄之｢自分…みんなに……


副長に元攘夷志士である事がしれるのが恐くて……


そのせいで……みんなにこんな迷惑かけて



………何も知らないくせに、エラそうな口叩いて




折角預かった手紙さえも届ける事が出来なかった



副長の兄上にも

自分の兄貴にさえも｣






土方｢……届かなかったんならもう一度出せばいいさ

今度は自分自身の手で



約束しただろう、俺より強くなるって

今度はてめーの番だろーが｣

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