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【Aside】






『鉄之助とやらを真選組の屯所で見たんやけど……


大方、エリートの家は生き辛くて

そっちの世界に入り込んでしまったんやろ


元々警察、それも名門の家の出

かと思えば、今度は真選組に入って……



それを易々と逃す程裏も甘くないわな』





佐々「ええ、身分を隠して出入りしていたようで

ボンクラな弟にはお似合いな場所だったんでしょう


まぁ、その最底辺な居場所にさえ居れないようですが」







実弟だというのに、まるで他人のように話す佐々木

あんま気分いいモンでも無いな






『……はァ、

アンタらのお家の事情は知らんし、首突っ込まんけど……


手綱はきちんと繋いどくこった』





佐々「アレの為に使う時間、……手綱すら勿体ない

なんせエリートは忙しいですから」





『へーへー、流石エリート様ってか

……人間性の方は劣等生か?』





佐々「エリートはエリートです


貴方も感謝すべきですよ、

経歴も素性もろくに出てこない怪しい情報屋が

見廻組に貢献出来ている事を」





『その情報屋を選んで頼ってんのはアンタやけどな』





佐々「頼っている訳ではありません


噂の貴方がどれ程の腕か、どんな人物が

ただの興味程度に過ぎませんよ」





『……一返したら十返ってくんなホンマに』







ぴき、っと青筋が立っていくのが自分でも分かる



此奴感情あんのか?

眉をピクリとも動かさんのやけど






佐々「あぁ、それから」





『……今度はなんや』







また嫌味ったらしく何か言われると思い、

ため息をつきながら相槌を打つ







佐々「偶にはメールを返してください


重要な連絡すら碌に取れません、

情報屋という仕事をしている上でどうなんですか」





『アンタ自分のメールをもいっぺん見てから言え

あのメールの何処に必要要素あるん??』







その言葉にさらに青筋が立った



仕事の依頼が来てから連絡用にメアドを交換したのだが、

それ以来送られてくるのはどうでもいいメールばかり



文面も、

この顔からは想像出来ないくらいテンションが高いのだ







『……はァ、あんなメールを送り付けてくるクセに

ようエリートは忙しいとか言えたな……』







ただの仕事相手に一日中メール送れるくらい暇やろ

つーか警察は真選組も居るしな

422 ・→←420 バラガキ篇



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岬影 - 明けましておめでとう御座います。。これからも頑張ってください。 (2023年1月1日 8時) (レス) @page28 id: c8b8308491 (このIDを非表示/違反報告)
か。(プロフ) - 村瀬さん» ありがとうございます〜!ゆっくり更新していきますので気長にお付き合いください〜 (2022年11月13日 16時) (レス) id: 15a41b8b93 (このIDを非表示/違反報告)
村瀬 - バラガキ篇…!更新頑張ってくださいね🤲 (2022年11月13日 12時) (レス) id: 518be6f384 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:か。 | 作成日時:2022年11月12日 23時

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