情報屋。-仇 [番外編]-【劇場版銀魂完結編】

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【銀時side】







確かに、神楽の持つ俺のメモ帳には

俺の字で白詛がナノマシンウイルスだと書かれていた







神楽｢恐らく銀ちゃんはそれを阻止しようと

一人で動いていた


メモによれば、あと1歩の所まで近付いていた




けど、その途中で……



道に生えていた毒キノコを食べて……｣







銀時｢白詛関係無ェじゃん！！！

毒キノコどっから入ってきた！！！｣






神楽｢メモはこれを最後に終わってて……

恐らく飲まず食わずで連中を追ってたからつい空腹で……｣






銀時｢どんな死に方ァ！？

主人公の死に方じゃないよねソレェ！！？｣








普通とんでもない強敵との戦いで死んだりすんだろ！？

んでもって強くてニューゲームパターンだろ！！？？




ドラ〇ンボール見てみろ、主人公死のうが誰が死のうが

何回も生き返ってんだろーが！！








神楽｢勘違いしないでよね！

別にそれで死んだ訳じゃないから



それっきりトイレから戻ってこなかったって

このメモ帳を届けてくれたコンビニの店長が

言ってたんだから｣






銀時｢どっちにしろろくなもんじゃねぇぇぇ！！


……ッじゃあなんだ、

もしかしたら銀さんは生きてるかもしんねーのか｣






神楽「さぁね、5年もトイレから戻らない人間を

生きていると言っていいのか


死んだのか、便所に流されたのか……

はたまためちゃくちゃ長いウ〇コをしているのか




……そんな長いウ〇コしてたんだったら

どっちみち死んでんだろーけど」






銀時｢どー転んでもカッコ悪いんだけど！！

拭いても吹いてもウ〇コ取れないんだけど！！！




………って、それならなんで彼奴は……

Aはあんな事、｣








俺を殺した、と言った彼奴

今の話を聞いた限り、んな要素は何処にも……








神楽｢……銀ちゃんが姿を消した後に、

Aも同じように姿を消したのよ｣






銀時｢でも彼奴は普通に戻ってきたんじゃ……｣






神楽｢Aは姿を消した後、1年後に戻ってきた


片手に血塗れた刀、

反対の手に銀ちゃんの木刀を握って


感情を削ぎ落としたような顔をして｣






銀時｢……！！｣






神楽｢最初は他の奴らもAに駆け寄った


何があった、大丈夫か

銀ちゃんはどうしたんだって



でもAは見向きもせず、

ただ微笑んでこう言ったのよ



銀ちゃんを殺した、ってね｣

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