情報屋。-仇 [番外編]-【劇場版銀魂完結編】

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【Aside】







その後、次々と消えていった奴ら


まぁ近藤さんと東城くんは

妙ちゃんと九兵衛ちゃんに消されたけど







『……お、自分もここいらでお暇みたいやな』







万事屋三人と一匹より先に、

自分の足が透けていく



なんか変な感覚やな

見えてないのにちゃんと地に足着いてんの









『神楽ちゃん、新八くん


あの時言いかけた言葉

……本当に、すま｢聞かないアル｣……！』







神楽｢Aは銀ちゃんと私達を護ってくれてたネ


方法はどうであれ、

ずーっと護ってくれてたんデショ？｣






新八｢むしろ謝るのもお礼を言うのも僕らの方ですよ｣









へへ、と笑いかけてくれる二人



あんな方法でしかこの子達を護れなかったのに



あんな方法をとったのに、

最後の最後までこの子達に縋っていたのに










『……っとに、……ありがとな』






神楽｢わっ！｣





新八｢ちょ、｣








思わず二人を抱き寄せれば、

二人は一瞬驚いた後直ぐにまた笑顔になった








銀時｢おいおい、

主人公置いてけぼりなんですけどー｣






『うわッ』







そこへ更に不貞腐れたような声色で

銀時が混ざってくる



自分の両腕に神楽ちゃんと新八くん、

そして三人纏めて抱き寄せてくる銀時









『ちょ、暑苦しいからやめろ』






神楽｢Aの胸が苦しいアル……｣






新八｢……｣







銀時｢は？おい変われガキ共

つーか照れてんじゃねーぞぱっつぁん｣







『アンタは無理やろ

デカいし…………って、』









ぎゃあぎゃあと騒ぎあっているうちに、

自分の身体はもう胸下位まで透けていた









神楽｢A！！｣






『ん？』






神楽｢またみんなで女子会するアル！！

酢昆布も買ってヨ！！｣







『！

……んふ、今度会った時にいくらでもな


新八くんも』







新八｢え？｣






『またお通ちゃんのグッズでも買ったるわ

いつかライブも連れてってくれ』






新八｢！！


はい！何時でも声掛けてくださいね！

何時間でも語れますよ！｣







『んは、期待しとくわ


んで、銀時』









銀時｢……んだよ、｣
















『またいつも通りアホ面下げといてな


……きっとまた、

あの万事屋に遊びに行くから






じゃ、』














徐々に消えてく視界の中で最後に見えたのは


三人のあの満面の笑み








……絶対会えるさ

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