情報屋。-仇 [番外編]-【劇場版銀魂完結編】

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【Aside】







偽源外の生首が爆発した後、


爆煙の中から黒焦げになって出てきた万事屋3人と

河辺で未だに乱闘を続ける過激攘夷党







『………手助けする必要も無かったな』






橋上に出来ている人集りの中からそれを一瞥し、

踵を返そうと足を踏み出す






が、もう片方の足が動く事は無かった





………何故かって？








｢おいおい、何処に行くつもりですかィ？


………神喰殿｣








刀を首に添えられているから







チャキッと金属音が耳元で聞こえたと思えば、

切っ先が上を向き被っていた笠が落ちる







沖田｢……なんとか言ったらどうですかィ｣







口を閉ざしたままにしていると

間を置いて不貞腐れた声が耳に届いた







『んー、何とかって……

特に用もないし話す事も無いし』







沖田｢アンタが話す事無くても

俺がアンタに聞きたい事はたんまりあらァ｣






『……例えば？』






沖田｢スリーサイズ｣






『ふんッッッ』








いきなり斜め上の発言をするクソガキを

思わず橋の下へ投げ飛ばす



アホだろ此奴







土方｢おい総悟、何やって……


ってめぇは……！｣







突如橋上から降ってきた総悟くんに

ズカズカと歩み寄ってくる土方さん



土方さんが上を見上げ、ばちりと目が合う








『よ、土方さん

相変わらず瞳孔開いてて何より』






土方｢………何しにきやがった｣






『……うーん、会ったヤツら全員に

そんな睨まれてたらちょっと悲しいんだけどな



むしろ偽物と言えどあのじいさん助けたんだから

感謝して貰いたいわ』







沖田｢別に元々あのジジイに用はねェんで

んな義理は無ェんだが……



それよりも質問に答えてくださェよ、……ござる｣






『答える訳ないやろ

誰がスリーサイズなんて教えるか


それに聞かれた所で話すとは言ってないし』






沖田｢………んじゃ、質問を変えやしょう


旦那は何処でィ｣







『……話すとは言ってないって聞こえなかった？

アンタらに用はないとも言ったよな



……用があるのは、』







土方｢！！｣








懐から苦無を取り出せばすぐ様刀を構える土方さん


アンタらに用はないって言ってんのに









銀時｢ッうお！？｣






『そこにいる男』








苦無をその足元へと投げれば

慌てて仰け反る男

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