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【Aside】






あぁ、とてつもなくめんどくさい



心の中で暴言を吐きまくりながら

斬りかかってくる攘夷志士の間を縫うように通る




時折足を引っ掛けたり

頭を踏んづけて移動したりと嫌がらせする


そうすればそのまま勝手に敵同士で斬りあう



そんなんで大丈夫なんか










廃ビルを抜け出すと追手は来ていなかった






『……ガバガバすぎひんか』






まぁええか

さて帰ろう、と大通りに出ると






銀時「お、よぉ〜」






丁度スクーターに跨った旦那が通りかかる






銀時「何してんの?

なんか凄い叫び声聞こえた気がしたんだけど?」




『あぁ、仕事で「待てぇぇぇぇぇぇ!!!」……あ』






あの廃ビルから自分が居なくなったことに

気が付いたのだろう


いくらか数が少なくなった攘夷志士が追いかけてきた






『んじゃ旦那、よろしく』




銀時「え」






もう面倒くさくなって、

旦那の乗るスクーターの後ろに跨る






銀時「おめぇふざけんなぁぁぁぁぁ!!」






すぐ傍まで迫っている攘夷志士を前に

慌ててスクーターを走らせる旦那






『おおきに〜』




銀時「マジでふざけんなよお前!!!

結野アナが昼からのニュースで出んだよぉぉぉ!!!」




『あは、すまん』
















ぎゃあぎゃあ叫びながら十数分くらいで

攘夷志士を撒いてくれた旦那






『ん、あんがとぉ〜』




銀時「マジでふざけんなよ……見逃したじゃねぇか……」




『なんか奢るから勘弁してな』




銀時「いちごパフェな」




『ほいほい』







そのままスクーターでファミレスに向かい、

旦那はいちごパフェを、自分はコーヒーを頼んだ



数分で2品がテーブルに並ぶ







銀時「うげぇ、ブラックかよ」




『旦那もそんな甘ったるいもんばっか食ってへんで

たまには飲んでみたらええやん?』




銀時「飲まねぇよ、んなもん」







べっと舌を出した後、いちごパフェを頬張る旦那


心做しか頬が緩んでいる……気がする

死んだ魚の目は変わらんのか






『ほんまに甘いもんが好きなんやな?』




銀時「まぁな

定期的に糖分とらねぇとやってられねェ」






凄まじい勢いで無くなっていくいちごパフェ

マジで此奴糖尿病まっしぐらだろ






銀時「……なぁ、おかわりいいか?」




『パフェおかわりとか初めて見たわ』





呆れつつ追加注文する

ついでにコーヒーも

32・→←30 仕事



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作者名:か。 | 作成日時:2022年2月6日 0時

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