検索窓
今日:119 hit、昨日:71 hit、合計:369,336 hit

8・ ページ9

【Aside】





騒がしいビルを背に来た道を引き返す


……そういや桂の異名は確か狂乱の貴公子だったな

白夜叉、……坂田銀時とは肩を並べていたのだろう






『狂乱の貴公子、白夜叉……あとは鬼兵隊やっけ?

なんや、攘夷志士って厨二くさいな


まぁええわ、帰ろ』






暫くして後ろから再び盛大な爆発音が聞こえてきたが、

気にしない



















『……爆発したらアフロになるのが定番やけど

天パがアフロってどないな感じなんやろ』




近藤「おーーい!!!」




『ん?』





くだらない事を考えながら歩いていると

後ろから近藤さんの声が聞こえた


振り向けば、パトカーの窓から先程知り合った顔が






近藤「いやぁ、Aさん

さっきは放ったらかしにして……」




『あぁ、近藤さん

気にせんといてや、こっちも勝手に帰ってたし』




「近藤さん、誰ですかぃ?この人」






近藤さんと話していると、後部座席から

栗毛の少し幼い顔をした男の子が声をかけてきた


運転席では黒髪の瞳孔ガン開きな男がこちらを見ている






近藤「あぁ、俺も今日初めて会ったんだが、

情報屋をやってるらしい、Aさんだ!」




『この人の言う通り、

情報屋やらせてもらってる神咲Aって者や


よろしゅうな』




「ヘェ、情報屋ねぇ……

俺ァ真選組の沖田総悟でさァ、よろしくお願いしやす」




近藤「ほら、せっかくだしトシも!」






近藤さんが黒髪の男にも声をかけるが

こちらを見ながら黙ったまま


ま、警戒すんのは正解やな

情報屋て怪しすぎるし、クロかシロかも微妙やし






沖田「すみませんねぇ、うちの土方が

ちょっと色々拗らせてるもんでねぃ、反抗期なんでさァ」




土方「おい変な事言ってんじゃねーぞ」






刺さるような視線にニコニコと微笑んでいれば、

後ろから飛んできた野次には勢い良く言い返している





『よろしゅう頼みますわ

鬼の副長、土方十四郎サン?』




土方「……チッ」





そう言えば、此方を一瞥した後

舌打ちしタバコを吸い始める土方サン


しかしその手に持つものを見て吹き出す






土方「……何笑ってんだ」




『いや……その…ライター、どうしたん…何それ……

どこでそんなん売ってるん…?ふっ……』




沖田「笑われてますよ土方さん、

良かったですねィ」

9・→←7 真選組



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (144 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
500人がお気に入り
設定タグ:銀魂 , 逆ハー
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:か。 | 作成日時:2022年2月6日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。