心の音�� ページ7
「お邪魔させてもらいます〜」
わざと明るめに言うて、開けたら。所在なげな高橋くん。２人にしたものの、心配なんか？
「神宮寺くん。先に準備始めてたで？」
「あー、うん。もうちょっとしたらね」
「手伝ってもらうんちゃうの？」
すっとぼけて、早よ行かしたろ思うけども。
「玄さんが先に行ってくれてるから。すれ違わなかった？上から来たんだよね」
「ああ、隣に商売道具置いたりしとったから」
うーん、後ろ暗いとなんや切れ味悪なるわ。
「ねえ、もしかして……聞こえちゃった？」
ぎく。聞こえた、ゆうより聞いてしもてん。
「あー、かんにん。わざとやないんやけどな」
「じゃ、まだ行けないの分かってくれるよね」
そらまあ……分からんでもないけど。
「あの２人、前は何でも言い合ってて。その分ケンカもしてたけど、仲悪いわけじゃなくて。でも、玄さんもジンも今は話せなくなってさ」
負い目、みたいなもんがお互いあるんやろ。
「でもさ、それってどうなのかなって。だから昨日、紫耀から電話もらって２人で考えたの」
「え、平野くん？」
「玄さんのこと好きだけど、ジンも大事だから前みたいになって欲しいんだって。俺もだし、絶対２人で話さなきゃいけないようにしたら？とか話して、時間作ったの」
もう、平野くん。それ敵に塩やん。ええの？
「紫耀ね、言ってた。ジンと気まずいままだと勝った気がしないんだって。てか、勝つ自信のある人は違うよね。決めるのは玄さんなのに」
「せやなあ」
あれ？サラッと言われて、納得してしもた。
「でも、邪魔したくないけど気になるよね？」
うん、なるなる。
「一応、セッティングした責任あるし？心配、だし。そっと、様子見るくらい良いかなって」
「ええと思うよ」
「だよね！ほっとけないよね！」
て、ウチをぐいーって廊下へ出そうとする。
「いやあの、高橋くん？」
「俺だけだと、見つかった時ヤバいし。来て」
え、これは合法的な立ち聞き、ゆうヤツか？
思たタイミングで、電話が鳴って。高橋くんが受話器に手ぇ伸ばしながら、顔をしかめた。
「ゴメン、先に行ってて」
長引きそう、ゆうことやろか？しゃあない。
「遅なる、て伝言する体で行ってくるわ」
ウチの仕事はビルメンテやけど。拡大解釈で人間関係のメンテも、サービスしてますねん。
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黒那智(プロフ) - ななみさん» こんばんは、ななみさん♪コメントありがとうございます。遅くなりましたが、なんとか更新できました(・・;)表向き好青年な黒い闇宮司さん大好きなので。単独主演の設定、ちょっと笑ってしまいました。 (2022年2月13日 22時) (
レス) id: 2f3a90e586 (このIDを非表示/違反報告)
ななみ(プロフ) - うん、宮寺さん、マジだからね。姫にはガチのマジだから。ここからハブとマングースがちょいちょい勃発するんですね。φ(･ω･｀)掃除のおばちゃんには、ヒートテックを送らなきゃです。 (2022年2月13日 17時) (レス) @page28 id: 70db826a37 (このIDを非表示/違反報告)
黒那智(プロフ) - アリスさん» こんにちは、コメントありがとうございます。プラベが慌ただしいので、ちょっと遅くなりますが必ず書くので気長にお待ち下さいませ。 (2021年12月9日 12時) (レス) id: 2f3a90e586 (このIDを非表示/違反報告)
アリス(プロフ) - ぜひリクで♡(ӦｖӦ｡)計画中やったんですね(≧▽≦)楽しみにしてます(*´ω｀*) (2021年12月9日 12時) (レス) id: 5f0b5b138a (このIDを非表示/違反報告)
黒那智(プロフ) - アリスさん» こんにちは、リク(でいいのかな？)ありがとうございます。実は、計画中でした(笑)。岸くんからは２人がどう見えてるのかな？的な話になりそうです。近いうち(いつや)アップする予定です。 (2021年11月23日 12時) (レス) id: 2f3a90e586 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒那智 | 作成日時：2021年5月30日 11時
