【番外編】きみのイチバン�� ページ44
ナックルシティにあるとある児童養護施設には多くの子どもたちがいる。年齢層も様々でビートやネリネはその中でも中位にあたる。彼らよりも幼い子ももちろん留まっているので、就寝時間はそれぞればらばらだ。小さい子が眠る時間になれば当然静かにせねばならない。そして時間が来れば部屋から出てはいけないのがこの施設の掟でもあった。昔一人で抜け出した少年が朝まで帰ってこず、一悶着あったとかないとか。それを破ってしまえばそれは厳しい罰則があるらしいと噂話として子どもたちの間で流れていた。
刻刻と二人の就寝時間が迫りくる中、ネリネは一人自分のベッドの上を散らかし、いつもちゃんと付けてるのに！ とぶつぶつ言っている。ネリネはビートと同室であり、ぼく以外だったら怒って出て行っているだろうね、とビートは呆れながらもネリネに目を向ける。
「ネリネ、もう寝る時間だよ。いつまで起きているつもりなんだい？」
「ち、ちがう。ないの！ 私の一番の宝物が！」
このまま放っておけばいつか泣き出してしまいそうなネリネの顔を見てしまえば、そんなことはできなかった。そもそもネリネが困っていたらビートが放置するはずがなかった。
「ぼくも手伝うよ。それで、何をなくしたんです？」
ネリネがこんなに焦る、となるとこの前開催されたクリスマス会のプレゼントのデリバードのぬいぐるみだろうか、それともずっと大切にしているウールーのハンドタオルだろうか、とビートは思案する。ビートはネリネにあれやこれやと質問するが彼女はずっと首を振ったままだ。
ようやくネリネが口を開けば、ビートは目を丸くするのであった。
「ビートがずっと前にくれた指輪。あれがないの」
ずっと前、と言っても二年も前の話だ。こつこつと貯めたお小遣いでネリネの誕生日にビートがあげた指輪である。まだ幼かったビートができる、唯一の贅沢であったから指輪の値段は知れている。
「あれ、まだ持っててくれたんですか」
「そうだよ。私肌身離さず付けてるんだからね」
ネリネは人付き合いが上手だ。それゆえプレゼントのやり取りもよくやっているのをビートは目にしていた。本当に嬉しそうに反応してくれるから彼女に物をあげる者も少なくはない。貰った全ての物を「宝物」とネリネは言う。その「宝物」の中でもビートからのプレゼントを一番と宣言してくれたのが、ビートにとって非常に嬉しかったのだ。
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伊万里(プロフ) - 星猫さん» 申し訳ないですが知らないアニメですね。 (2021年4月5日 0時) (
レス) id: 8155f27608 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - トランスフォーマープライムは知ってます？ (2021年4月3日 21時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
伊万里(プロフ) - 星猫さん» REBORN、天デ部、アニポケ、ヘタリア、ジョジョ、SideM、ドクストとか色々あります。今パッと思いつくのでこれくらいですが多分もう少しありますね。 (2021年3月27日 21時) (レス) id: 8155f27608 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 伊万里さん» 知ってるアニメは何ですか？ (2021年3月27日 16時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
銀狼＆銀狐(プロフ) - 伊万里さん» ポケマスのI.D.です！ 1210-0027-9994-1592です！！このI.D.をポケマスで友達検索のところでうってくれれば友達なれます！！ (2020年7月15日 18時) (レス) id: d5e2916806 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：伊万里 | 作成日時：2020年3月6日 9時
