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63 薄れない記憶 ページ16

世界の全てがビートに目を向けている。その視線は興味、吟味、歓喜など様々だ。沢山の感情がこのシュートスタジアムに轟き、一つ一つが響いている。ビートは静かにボールを見つめている。彼の心には自慢のポケモンでバトルをして、過去の因縁を果たす。ただそれだけがあるようだ。
 目を閉じ胸に手を当て軽く息を整える。再び目を開いた時、ビートの瞳には光が灯っていた。






――――


__ねぇ、ビート。このやくそく、ぜったいにまもってね。わたしもうたいつづけるから。もし、ビートがいちばんつよくなったら、わたしがビートのためにうたってあげる!

ほんとに?ぼく、ちゃんとおぼえたからね!わすれたなんていわせないよ

ふたりだけのやくそくだよ__


――――






「無理を 通したんです! ぼくたちは 勝つしかない!!」

 ここに来るまでに一体どんな事を乗り越えてきたのだろう。その強さの源は計り知れない。しかし、それはユウリも同じだ。ビートのポケモンを既に3匹倒している。ビートは残り1匹、エースのブリムオンだけが残っている。結末はもう誰もが分かりきっていた。しかし彼は戦いを止めなかった。

「フンッ! その余裕…… 勝ったと 思ってるんでしょうね

大いなる ピンクを 見せましょう
ブリムオン キョダイマックスです」

 旅立ちより前からずっと時を過ごしてきた二人 。心の底から好いていたネリネと離れ離れになり、辛い時もあっただろう。それでもビートは必死に生きていた。ネリネとの約束を守るため。何よりビートとポケモンたちの間に絆が生まれていたからだ。それは彼のポケモンが証明している。彼は不器用なだけで、優しい心の持ち主なのだ。

「終わった……! ですが みなさまに フェアリーの 良さは 伝えましたよ」

 だから、ビートはバトルに負けてしまっても清々しい表情でいられた。今やるべき事は全て果たせた。

 客席からビートへの熱烈なガヤが入る。シュートスタジアムにいる観客にビートの熱い想いは伝わっていた。ネリネもその一人であった。
 ビート、本当に強くなったんだね、とネリネは思い、周りに合わせるように声をあげた。

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伊万里(プロフ) - 星猫さん» 申し訳ないですが知らないアニメですね。 (2021年4月5日 0時) (レス) id: 8155f27608 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - トランスフォーマープライムは知ってます? (2021年4月3日 21時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
伊万里(プロフ) - 星猫さん» REBORN、天デ部、アニポケ、ヘタリア、ジョジョ、SideM、ドクストとか色々あります。今パッと思いつくのでこれくらいですが多分もう少しありますね。 (2021年3月27日 21時) (レス) id: 8155f27608 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 伊万里さん» 知ってるアニメは何ですか? (2021年3月27日 16時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
銀狼&銀狐(プロフ) - 伊万里さん» ポケマスのI.D.です! 1210-0027-9994-1592です!!このI.D.をポケマスで友達検索のところでうってくれれば友達なれます!! (2020年7月15日 18時) (レス) id: d5e2916806 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:伊万里 | 作成日時:2020年3月6日 9時

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