一緒に生活[HIKAKIN]

熱３ ページ42

数時間ほど眠ったのだろうか。そういえば光が出ていったあと帰ってきた光が、いろいろ買ってきたから食べろと行っていたような気がする。
寝ぼけながら返事していたからあんまりよく覚えていないが。
少し寝たら、お腹が空いた気がする。食べれるかどうかは別として冷蔵庫を見てみよう。
そうやって顔を横に向けると、サイドテーブルのペットボトルと風邪薬の隣に冷えピタの箱が追加してあり笑ってしまった。

冷蔵庫を開けると、コンビニで買ってきたのだろう少なめのうどんとスープが入っている。
光が帰ってくるのが遅いから昼食と夕食用なのだろう、この量ならなんとか食べることができそうだ。
スープをレンジで温めている間にアイスもあると言っていた気がするので冷凍庫も覗いてみる。

「わ、光こんなに…」

冷凍庫を開けると、大量のアイスクリームが入っていた。
コンビニで購入できる少しお高めのアイスだ、光も私もこのアイスが好きでたまにおやつで出た時は喜んで食べていた。
とりあえずある味の種類を一つずつ買ってきたのだろうか、チョコレート抹茶バニラ…。

「え、ストロベリーだけこんなに」

大量のアイスクリームの中で、ストロベリー味だけ４つも入っていた。
そういえば、昔から私はいちご味のアイスやお菓子が好きで光達といるときいちご味は私のものといった暗黙の了解があった。
冷凍庫を開けっ放しにしていることに気づいて慌てて閉める。
光はいつも不器用なところもあるけれど、とても優しい、一緒に暮らしてからより一層そう感じることが増えた。
とりあえずスープを食べてからアイスを食べよう、もちろん味はストロベリーだ。

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