【消え失せていく信頼と絆】《銀魂》

第31訓 ページ34

新八side

神楽ちゃんが銀さんを殴ったあと

銀時｢っっ……、何すんだよ 神楽
つか、俺なんか悪い事言った？｣

銀さんは悪びれもなく言う


神楽｢銀ちゃん最低アル！
Aが……、Aがどのくらい辛かったか！傷ついたか！苦しかったか…！
銀ちゃん知らないくせに ほざいてんじゃないネ！！


何年一緒にいたアルか！？
杏実香とA、どっちが付き合い長いアルか！？

Aに決まってるのに、なんで銀ちゃんは…信じてやらなかったネ！
杏実香の話を疑わないで、すぐ信じたのは何でアルか！？｣


そんな銀さんに神楽ちゃんが声を荒らげる
けど…銀さんは


銀時｢……わーった、わーった
謝りゃいいんだろ？信じてやれなかったこと｣


Aさんに謝る気もないくせに、そう言った
…めんどくさそうな態度で



そんな銀さんの態度にブチ切れた神楽ちゃん
僕も、堪忍袋の緒が切れた


神楽｢っ！！
ふざけんなヨ！！｣


神楽ちゃんが2発目のパンチを食らわせようとしたけど




それより早く 僕は



銀さんを殴っていた






新八｢アンタの謝る相手は…Aさんは、もういないんだよクソ！！


江戸にいないんじゃない
この世に、もういないんだ！！




アンタと信じてくれなかった奴のせいで、Aさんは病気になって死んだんだ…！
最期 誰にも看取られたくないって言って…、お骨もない！墓もない！




こんな悲しいこと、誰が引き起こしたか
今のアンタに分かりますか！？


分かるわけないですよね！
いや、分からない方が亡くなったAさんの為にもなりますしね！｣


神楽｢新八…｣




僕の口は勝手に色々言っていた
無意識に…





きっと怒り任せに 言ったんだろうけど

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