【消え失せていく信頼と絆】《銀魂》

第21訓 ページ24

次の日、山崎と終兄さんが来た




山崎｢Aさん…重体じゃなくて よかったです！｣

終『毎日 見舞いに来るZ』


あ｢うん、ほんとそうだよね
終兄さん ありがとう！




そういえばさ、ザキってなんで私のこと信じてくれたんだっけ？｣


山崎｢え…えェェエエ！？
言いませんでしたっけ！？｣


あ｢…あー、ごめん
忘れちゃった｣


山崎｢そ、そんな…｣


終『私も知りたいZ』



山崎｢もう、じゃあ話しますよ…



実は 副長に、杏実香ちゃんにAさんが何かしたら すぐ報告しろ
つか監察してろ
って言われてて…その時 杏実香ちゃんの性格とAさんが言っていたことが本当なんだって分かったんです

それでAさんを信じたんですよ｣



あ｢へー、そうなんだ｣


終『なるほど』


山崎｢って、Aさん あまり興味無さそう…｣



あ｢そんなことないよー、うん





ね、…2人共
信じてくれてありがと｣



山崎｢い、いきなり どうしたんですか？｣

終『？』






近藤さんに言うなって言ったけど
この2人になら…言ってもいいよね？





あ｢実はね…重体なんだ、私｣


山崎｢え…？｣



あ｢……余命2週間なの｣



終『！！？』


山崎｢…う、嘘ですよね？｣



あ｢嘘じゃないよ…
私、ストレスからくる心臓病になってたみたいなんだ
でも、もう手遅れで治療できないの



近藤さん以外には言わないようにしてたんだけど、山崎と終兄さんは信じてくれた人達だったし 嘘つきたくなかったから…｣



山崎｢ふ、副長とか旦那には言わないんですか？｣



あ｢言わない…ていうか、言わないで
あの人達は きっと信じてくれない


言っても嘘だ、ハッタリだって思ってるから
だから言わないで…お願い｣




終『…分かったZ』


山崎｢分かったよ…Aさん
俺、絶対に副長とか旦那達に言わない｣



あ｢ありがと…




……な、なんか暗くなっちゃったね！
ゲームでもしよ！｣



山崎｢げ、ゲーム！？
持ってきてないですよ？！｣



あ｢えー…じゃあ、ザキ
今すぐ買ってこーい！｣


山崎｢えェェェエ！？
俺の金で？！｣



あ｢もちろん！｣



山崎｢う、嘘だろぉぉお！｣



あ｢はは、冗談だよ｣



山崎｢よ、よかった〜｣



あ｢あははは！｣


山崎｢ははははは！｣


終『やっぱり 笑顔が一番だZ』

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