【消え失せていく信頼と絆】《銀魂》

第17訓 ページ20

土方side


見回り中、いけ好かねェ野郎(万事屋)に会った



銀時｢あり？多串君じゃん
何でいんの？｣


土方｢誰が多串君だ
見回りだ見回り｣


銀時｢え？マジかよ…
じゃあ、多串君 知らねーの？｣


土方｢何がだ
くだらねぇことだったら、しょっぴくぞ｣


銀時｢一応 重要なことなんだけどなー








¨お宅ら(真選組)¨に救急車来てたけど？｣




…は？




銀時｢誰が運ばれてたか分かんねぇけど、杏実香じゃなくてよかったぜ｣




杏実香じゃねぇ…つーことは








¨近藤さん¨か！？


そう思った俺は、屯所に向かって走り出した





銀時｢妙に聞いたけど、ゴリラ来てねぇっつーし……ってオイィィィ！
人の話は最後まで聞けやｧｧｱｱｱ!!!!!!｣





万事屋が何か言ってたが聞こえねぇし、知らねぇ


どうせ、教えてやったんだからパフェ奢れって言ってんだろ









つか、屯所に救急車来たなんて連絡すらきてねぇ




クソ隊士共(アイツら)…何考えてやがる








帰ったら切腹だ、切腹




￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣






数分後、息切れしながらも屯所についた俺は
山崎を呼び出して(捕まえて)
何故 連絡しなかったか
何があったのかを詳しく聞いた(吐かせた)





山崎｢救急車で運ばれたのは Aさんなんです｣


土方｢は？アイツが？
どうせ仮病だろ、仮病｣



山崎｢そ、それで…局長が｣(なんで他の隊士と同じこと言ってんのｫｫｵｵｵ？！)


土方｢近藤さんに何があった！？｣


山崎｢いや、局長には何もないですけど…
Aさんが倒れたから救急車呼んでくれ！って俺に言ってきたんです｣


土方｢んだよ…アイツが倒れたフリしただけかよ
近藤さんには 本当に何もなかったんだな？｣


山崎｢は、はい｣



土方｢なら問題ねぇ






つか、なんで近藤さんは あんな奴 信じてんだよ
出身も分かんねぇっつーのに｣



山崎(いやいやいや、杏実香ちゃんの方が出身も分からないし 怪しいよね？！)




土方｢オイ、後いいぞ
部屋から出てけ｣


山崎｢し、失礼しました！｣









ったく、余計な心配しちまった
アイツが倒れたとか救急車で運ばれたとか、¨くだらねぇ情報¨は いらねぇんだよ









まず、アイツが倒れようが死のうが



¨俺には関係ねぇからな¨

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