〜21話〜 この日から、、、 ページ26
−・・・
「A嬢ー、A嬢〜、、、生きてますかー。」
『、、、ん〜。』
、、、寒い。
『、、、!』
目を覚ますと夕方で日はもう少しで沈みそうだった。
「A嬢、気持ちよく眠れた?」
なんで何かしら目を覚ますとこの人が目の前にいるのだろうか。
とりあえず起き上がり背中についた草をはらった。
『、、、うん、すごく。それにしても寒いね、、、クシュッ!』
ちゃんと汗拭いていなかったせいもあり体が冷えてしまった。
「A嬢、大丈夫かい?風邪?」
『うーうん、稽古の後すぐ寝ちゃって、、、汗で冷えちゃったみたい。』
「そうなの?、、、それじゃあA嬢これ着てなよ。」
オビは上着をぬぎ、Aの肩にかぶせてきた。
『え!?いやいやいや!いいってオビ!汗臭くなっちゃうよ、、、!』
とっさに上着をとりオビに返す。
「だめだって。A嬢かぜひきますよ。」
オビは上着を受け取ろうとしない。
『いいって。風邪なんてひかないし!』
「しかたがないな」
そう言ってオビは上着を受け取った。
『!!、、、ねぇ!ちょっとオビさん!』
−・・・かと思ったのだが、
また上着をかけられたのだ。
『いらないってば!それに城内に入るのにここから少しだし、、、』
「もし、風邪ひいて稽古とかできなくなっちゃったらどうするのさ。」
『それはヤダ。』
「即答だね」
『うん。』
すこしそっけなく返事を返すと、さっさと城内に戻っていく。
(『なんでだろう。少し−・・・・
「ちょっと〜。A嬢おいて行かないでくださいよ、、、!」
小走りでAのところへ走ってきた。
「ねぇ、A嬢〜。、、、あれ?なんか怒ってます、、、?」
『、、、いや、怒ってはいないけど、、、優しいなーと思って?』
「なんで疑問系なんですかそこ。」
『本当に優しいね(棒)』
「、、、。」
Aは気まずくなったのかひとつ咳払いをし、
『上着ありがとう、オビ。』
「、、、、。」
『、、、えっと?オビ?』
「さぁもう一回いこうか。」
『え?なにを?』
「お礼。」
『ありがとう、猫さん』
「ちょっとちょっと、A嬢。その猫さんって誰のことかな?」
『オビしかいないんだけど? オビって猫っぽいよね。』
「よくそう言われる。」
『あははっ、可愛いね。』
楽しそうに笑いながら、
城内へと入っていった。
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松に鶴 - ロナ姫の絵、うますぎてほんとびっくりしました!!いったい何を食べたらこんなに神がかった、もはや神々しい絵を描けるんですか!?!?ほんとうらやましいです…(*/□\*)私は棒人間しかかけません…お話も面白いし、最高です!!応援してます! (2017年9月27日 0時) (レス) id: dcb61f04ab (このIDを非表示/違反報告)
空ノ彼方(プロフ) - マアクさん» ありがとうございます!いやいや、そんなことないですwもっと上手くなれるように頑張ります\(^o^)/ (2016年8月30日 15時) (レス) id: 53bd7b58c1 (このIDを非表示/違反報告)
マアク - 絵がとてもお上手なんですね!羨ましいです!これが下手な絵だったら私の画力が大変な事に……。これからもぜひ頑張って下さい (2016年8月29日 4時) (レス) id: fd3012be44 (このIDを非表示/違反報告)
空ノ彼方 - 泣き虫*シズクさん» いいですよ!お友達! (2016年4月2日 9時) (レス) id: aed574a5bf (このIDを非表示/違反報告)
泣き虫*シズク - ごめんなさい。二回も押しちゃったみたいです… (2016年3月28日 22時) (レス) id: 1842d488c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:空ノ彼方 | 作成日時:2016年1月23日 9時