39. 運命論者の悲しみ �� ページ3
敦side
目を覚ますと僕は暖かい布団にくるまっていた
敦「ここは……」
国「気づいたか。全くこの忙しい時に……」
何が…起きたんだ……？
………！！
敦「そうだ…谷崎さんにナオミさん、それに雪姫ちゃんは！？」
国「無事だ。谷崎兄妹は隣で与謝野先生が治療中。雪姫は………今は寝ている」
良かった……無事なんだ……
谷『ギャアァァァアアァァァ！！！』
敦「……治療中？」
治療中とは思えないほどの悲鳴が聞こえてきて
僕は一瞬敵でも来たのかと思った。
国「聞いたぞ小僧。七十億の懸賞首だと？
出世したな。マフィアが血眼になるわけだ」
そう言われた瞬間僕がどの立場に居るか
やっと思い出した
敦「そうです！どどどうしよう…マフィアが探偵社に押し寄せてくるかも！！！」
国「狼狽えるな」
そんな僕にも国木田さんは落ち着いた様子で
手帳を見ていた
国「確かにマフィアの暴力は苛烈を極める。
だが動揺するな。"動揺は達人をも殺す"
師匠の教えだ」
…………落ち着いた様子で手帳をめくっている
国木田さんに僕はずっと気になっていたことを
ぶつける
敦「あの…手帳さかさまですよ」
国木田さんはゆっくり手帳を戻して僕に
怒鳴り出した
国「俺は動揺していない！マフィア如きで
取り乱すか！例え今ここが襲撃されようと
俺が倒す！」
国木田さん…相当焦ってる……
国「あれをこうしてこう…ばしっと動き、
いい感じにぐっとやって倒す！！」
体を動かして説明してくれてるが……
説明がワヤワヤだ…
それだけ探偵社の危機って事なんだ…
僕の所為で…
国「…奴らは直ぐに来るぞ。お前が招き入れた事態だ。自分で出来る事を考えておけ」
……僕が出来る事…
谷崎さんとナオミちゃんには怪我をさせて、
雪姫ちゃんには迷惑も掛けたし
心配もされてしまった。
そんな僕に出来る事……
国「……ところで小僧。先刻から探しているんだが眼鏡を知らんか」
……頭に眼鏡を乗っけている国木田さんが
僕にそう言った
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ひとしずく(プロフ) - はらさん» すみません！外し忘れてました。ご指摘ありがとうございます！ (2018年6月20日 20時) (
レス) id: dba4599d29 (このIDを非表示/違反報告)
はら - オリジナルフラグをちゃんと外して下さい違反行為です。ルールをちゃんと理解の上作品を作って下さい (2018年6月20日 20時) (レス) id: a15788f786 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひとしずく | 作成日時：2018年6月20日 20時
