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瞬間。
『！！』
「おりゃあ！！」
ゴ、という鈍い音と共に吹っ飛ぶ目の前の相手。
「アッくん？」
「なーにメソメソしてんだよ、泣き虫のヒーロー」
「「「「溝中五人衆参上！！」」」」
「みんなっ…！！！」
突然現れた人達にビックリして、花垣くんの方を見る。
『この、人たちは…』
「っハァ、ハァ、味方、だよ…」
『ふは、助かる』
「タケミチ事情は聞いた！」
「オレらに任せろ！」
「オレらだってやる時ゃやるんだよ！ツルのようにまいアブのように刺す！！」
「ホアッチャア」
相手にかかっていく4人…、でもアレは敵いそうにない。
「カス共が群れたからってよー、何ができんの？」
「このボケ！！！」
「ハア、ハア」
「ムダな事してんじゃねーぞ！？」
『っ…』
と動きだそうとするけど、思ったより身体に力が入らなくてふらつく。
「ちょ、フラフラなのに…！」
『へへ、ゴメン』
「オマエ、刺されてんだぞ動くな」
『ドラケンくんこそ、頭ぶん殴られて結構ヤバイ、ですよね…』
「一番重傷なのAちゃんなの、分かってる…？」
肩で息をしながら、何とか足を踏ん張る。
「ドラケン君、Aちゃんスイマセン、オレ1人じゃ守り切れなかったっス」
「でも…」
殴られながらも、立ち上がる彼ら。
「ムダな事？」
「それでも引けねぇ時だってあンだよ！」
「なぁ、タケミチ！！」
殴られ腫らした顔を見合って笑う。
今最高にカッコいいのは彼らだった。
そして、鳴り響くサイレン。
「Aちゃん！！！」
薄れゆく視界。
崩れ落ちる自分の身体。
冷たい。
名前を呼んだのは誰なんだろう、それも分からない。
自分の身体が自分のモノじゃないような、不思議な感覚。
何も、動かせない、何も感じられない。
心地よいソレに身を任せて、静かに意識を落とした。
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沙耶(プロフ) - とっても面白いです！他の作品も読んでいて楽しいです。出来ればこちら更新してくださると嬉しいです。未来のことも気になりますし！ (2022年9月25日 22時) (
レス) @page31 id: 5943b8e857 (このIDを非表示/違反報告)
Rii - 本当に面白い･･･。続きを更新してくださるとすごく嬉しいです･･･！ (2022年9月17日 13時) (レス) @page31 id: 6d42949a76 (このIDを非表示/違反報告)
ゆー(プロフ) - 凛さん» コメントありがとうございます。drem要素はナシですがkkak要素は少しだけ入れようと思ってます；； (2021年12月5日 21時) (レス) id: 360fc9d44a (このIDを非表示/違反報告)
凛 - 素敵です！一つ質問ですがこれって、ドラエマやココ赤はありですか？ (2021年12月5日 19時) (レス) @page28 id: 84912e6348 (このIDを非表示/違反報告)
ゆー(プロフ) - ttakedasaki0906さん» コメントありがとうございます！頑張ります( ; _ ; ) (2021年12月3日 22時) (レス) id: 1410bbb1e5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆー。 | 作成日時：2021年11月15日 18時
