�� ページ16
そんな祈りにも似た勝手な希望を抱きながら、ミシミシと更に力を入れていった。
…一思いになんて、やらない。
苦しませて苦しませて苦しませて苦しませて苦しませて苦しませて苦しませて苦しませて苦しませて苦しませて苦しませて苦しませて苦しませて苦しませて苦しませて苦しませて苦しませて苦しませて苦しませて苦しませて苦しませて苦しませて苦しませて苦しませて苦しませて苦しませて苦しませて苦しませて苦しませて苦しませて苦しませて苦しませて苦しませて苦しませて苦しませて苦しませて苦しませて苦しませて苦しませて苦しませて苦しませて苦しませて苦しませて苦しませて苦しませて苦しませて苦しませて苦しませて苦しませて苦しませて苦しませて苦しませて苦しませて苦しませて苦しませて苦しませて苦しませて苦しませて苦しませて苦しませて苦しませて苦しませて苦しませて苦しませて苦しませて苦しませて苦しませて苦しませて苦しませて苦しませて苦しませて苦しませて苦しませて苦しませて苦しませて苦しませて苦しませて苦しませて苦しませて苦しませて苦しませて苦しませて苦しませて苦しませて苦しませて苦しませて苦しませて苦しませて苦しませて苦しませて苦しませて苦しませて苦しませて苦しませて苦しませて苦しませて苦しませて苦しませて苦しませて苦しませて…
最後の最期に…棄ててやろう。
ミシリ、メキ、と不穏な音が小さく聴こえてくる。
掴まれたその顔は痛みからか苦痛に歪み、見開いた目からは目玉が零れ落ちそうなくらい飛び出しかけていた。
汗と涙と鼻水と…あらゆる液体が穴という穴から血と共に混ざり合い、垂れていく。
とても先程まで私と戦っていた男と同一人物とは思えない…それ程までに様相が変わっていた。
…汚いな…
「あが、あがががが、ぎ、ごべ、な、ざ…じゃべ、る…がぁっ、も、やべで、ぐだっぁあああっ」
『…なんだ、やっぱり話してないことがあったんだな？』
何かを話してくれるらしいソレに込めていた力を少し、ほんの少しだけ緩めた。
その事に希望を抱いたらしいソレは、水を得た魚のように…喋った。
「オレの能力は…っ」
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作者名：白玉餅 | 作成日時：2018年5月24日 18時
