検索窓
今日:4 hit、昨日:5 hit、合計:23,363 hit

3 ページ46

それを見ていたサンズが小声で「…ロリコン?」と呟いた言葉には全力で否定させてもらった。
誰がロリコンだ、全く失礼な…ロリコンはペロロンチーノだっての!


「そうだよ、Aはお兄ちゃんみたいな人だからロリコン?じゃないよ」

『お前ロリコンの意味分かってないだろ』

「知ってるよ!えーと…アレでしょ?アレ」

『分かってないじゃねーか』

額を小突くと「テヘペロ」と言われた。
…何処で知ってきたんだ、そのネタ。


「なぁ、お前さん達…ちょっと1つ頼んでもいいか?」

わいわいとフリスクと言い合っていると…半ば空気と化しかけていたサンズが、躊躇いがちに声を上げた。

「ここ最近、パピルスはずっと落ち込んでいる…」

……え、アレで?
思わずそう思いながらサンズを見るも、真剣な表情は変わらなかった。

つまり、本当の事なのだろう。
……い、家だと違うって事…だよな?


「アイツの夢は人間に会う事だから…アンタ、会ってやってくれよ」

そう言うサンズの目線の先に居るのは…フリスクだ。
まぁ、俺はついさっき人間じゃない宣言しちまってるしな。

しかし、合わせて大丈夫なのか?コレ…
パピルスって人間捕まえる気なんだろ?


「大丈夫。パピルスは…ahー、実はそんなに危険な奴じゃない。頑張って強そうなフリをしてるだけだ」

そんな俺の考えを読んだのか、取り繕うように付け足された。

…いや、確かに危険ではなさそうだったが…
脳裏に、つい先程別れたばかりのパピルスの陽気な笑い声がニェッヘッヘッ!と木霊した。

だけど一応パピルスもモンスターだしなぁ…子供のフリスクには危険な気も…


『悪いけど、それは』

「だから、ひとつ。よろしく頼むぜ。オイラはこの先で待ってる」

俺が何かを言う前に、サンズはさっさと歩いて行ってしまった。
……絶対、さっき遮ったこと根に持ってやがるなアイツ。

次に会った時に、どうしてくれようかな…
運営からのプレゼント(嫌がらせ)で貰った猫耳でも着けてやろうか………、?






……ん?
猫耳と尻尾を付けて…「にゃぁ」と鳴くサンズ…?




ホワンと浮かんだ想像に、思わず首を傾げる。



あれ?意外と似合って、…???



落ち着け俺いったい何を考えてるんだ馬鹿か意味分からん待て待て待て…


『煩悩退散!!!!』

バギバキバギィイイッ!!!!

「⁈」

叫んで近くの木に頭を打ち付けたら、木が派手に折れた。
勿論、俺は無傷。


でも、フリスクには説教された。解せぬ。

4→←2



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (9 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
17人がお気に入り
設定タグ:Undertale , オーバーロード , クロスオーバー   
作品ジャンル:その他
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

まめまめ - 面白いです! (2022年8月21日 22時) (レス) id: 85d12496b0 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:白玉餅 | 作成日時:2018年11月12日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。