【今日から俺は】月川の妹は開久の...

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Aはすぐ兄が待っている応接室へ


Aが出ていった後智司は1人でこっそりAの後を追いかけようとした

すると


相)番長があんな新参者の心配をなんでそこまでするかねぇ？


と相良からちょっとした不満とも取れる質問が出た




智)言ったろ
例え女だとしても開久にいる限りは仲間だ




智司は一言そう残しAが歩いていった廊下を歩いていった


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一方、応接室では人払いをした月川兄が薄く笑いながらも目は笑っていない顔でAを待っていた




貴)失礼します.....
...兄さん.....どうしたの...学校になんかきて...




一応失礼しますと言って入ったもののいたのは兄だけ

それも飛び切り怖い笑顔を浮かべた




月)ねぇA、お兄ちゃん心配したよ？
朝突然いなくなっちゃうんだからさぁ


貴)ごめんなさい...



月川は相も変わらず不幸そうな顔をした妹を横目に応接室内を少し歩き回りながら楽しそうに話した



月)ここって本当に男しかいないんだねぇ
自分の妹がそんな野郎ばっかの所にいるなんてお兄ちゃん心配だなぁ




月川はそこまで言うとAの後ろに立ち後ろから抱きしめ耳元で囁いた



月)まさか好きな子とか、作らないよね？



その言葉がどんな意味なのかAに知る由もなく

誰もいない応接室のソファに押し倒された




貴)兄さん...！やだっ、やめ、て...！


月)半分しか血繋がって無いんだから大丈夫だよ


貴)...やだ...っ、やだ...！


月)今に始まった事じゃないでしょ？



最初は抵抗していたが首を両手で握られ大人しくなった



月)この細くもなく太くもなく
柔らかい握り心地の首って、凄い興奮するよね



もはや狂ってるとしか思えないような言動だが兄にこうして育てられてしまったAは泣きながら全てが終わるのを待った

誰も自分の声を外で聞いてない事を祈って



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月)絶対彼氏なんか作っちゃダメだよ
じゃないと




お兄ちゃん、悲しくなってA殺して一緒に死んじゃうからね？




そう笑顔で告げ乱れた服を直し応接室から出ていった



残されたAは乱れた髪を手櫛でゆっくり無心でとかしていた


光を失った罪悪感と自己嫌悪が混ざった目でボーッと一点を見ながら



貴)体だるい.....



呟いて応接室を出た

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