【今日から俺は】月川の妹は開久の...

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直撃した訳では無いがギリギリのところで腕にバッドの衝撃をくらってしまった


貴)あ"…っ！！


思わず叫び転びそうになりながら必死に体制を戻し痛む右腕の裏側を摩り智司達の方へ向かった

そしてその光景を目の当たりにした宮田と今村はヘルメット男に向かっていった



今)おいアンちゃんよォ
テメェ新入りだろ
何うちの頭の女に手ぇ出してんだ

宮)テメェ智司さんにぶっ殺される覚悟でやってんだよなぁ？


男はため息をつくと静かに答えた



男)…俺ぁ頭に会えればいいんだよ


そう言って今村と宮田に案内をさせた





貴)はぁ…はぁ…はぁ…吸入器……


智司にはなるべく心配をかけたくないため物陰で吸入をしたがだいたい顔色でバレてしまう



貴)おはよ智司…


智)顔色悪ぃぞ
また走ったのか


貴)あ、そ、それなんだけど…！



相)おい、お前腕それどうした



相良の一言で静まり返った空間

すぐAがハッとし腕をさするのをやめた

そしてそれを見て智司の眉間のシワがピクリとし、ソファから威圧的に立ち上がった



智)どこのどいつだ…言え、A


貴)あ、や…自分で転んだ…

相)へぇ〜、右腕だけぇ？



ニヤニヤしながら痛いところを突いてくる相良を怯える目で睨み


貴)あ、ひ、左腕も痛い…


そう言い直すも


相)後ろに転んだのか？


貴)違う前にズデッって…


相)じゃあ何で腕の裏側怪我してんだよ
前に転んだなら手ぇつけただろ
だったら前腕の裏側と掌が怪我してるはずだよなぁ？
後ろに転んだわけじゃねぇのに何で上腕の裏怪我してんだよ



全て言い返された




智)A…


貴)あの……あ、あ、…




何て言っていいか分からず口ごもってしまった



すると後ろの方から今村と宮田に連れてこられた
ヘルメット男が



智)相良、Aを保健室に連れてってやれ



｢何で相良と…！？｣と言うような嫌がるような目でバッと智司の方を向いたAを見て相良はため息をついたが


相)一つ貸しだかんなー
行くぞ


貴)あ…！え、…智司っ…！



有無を言わさずAを校舎の中に引っ張って行った



相)おら行くぞさっさとしろよ


貴)待って…！

相)あ？テメェ人の時間使っといてなに…

貴)待って…、待って…！お願い……ちょっとでいいから……待って…




相良の目を必死に見てから智司のいる庭をガラス越しに不安そうに見るA



貴)智司…


そしてその様子を見て呆れつつイラつく相良

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