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廃ビルに現れた2人の女は、高いヒールをカツカツと鳴らしながら歩く。
深夜の廃ビル
ここは薬の売買を行っている場所
目の前の男達はキャリーバックを1つ、大事そうに抱えているところを見る限り、彼らが“売人”
だろう。
そしたら先程の女達は？
『さあブツを渡してもらおうかしら？』
クス｢下手な真似はやめろよ｣
チャキ、と静かな空間に響く金属音
男達に向けられる銃口
女達の口元に浮かぶ怪しい笑み
女達は、れっきとした“組織”の人間
｢ははっ、ブツはちゃんとここにあります故、｣
へらりと薄い貼り付けた笑みを浮かべる売人のリーダーとみられる男はそのブツが入ったバックを開き見せる。
女達はそのブツを確認すると顔を合わせ、再び口角を上げる
クス｢確かに貰った｣
｢では報酬を、｣
『その必要はないわ』
｢は、？｣
女の1人、ダークブラックの髪を靡かせた女は銃口をその男の脳天へ移す
その間もその不敵で怪しい笑みは変えないまま。
『貴方達は今ここで、死ぬからよ』
｢や、やめ、｣
パァン、
廃ビルに響いたあまりに乾いた銃声は、その男の死を鮮明にさせた。
せっかくの命乞いも無駄だったわね
そう言って、銃口をその男の仲間達に向ける、訳ではなく。
カチャリと、静かにしまった。
その代わりに、深い緑のベリーショートの女が、その殺気立った目をキラリと光らせライフルを背中から取り出す。
男達はさぞ怯んだだろう
方や、空手の姿勢をし、楽しそうにその紫の瞳をキラリと光らせ、
もう方や、ライフルを構え、ニヤリと場に合わない笑みを浮かべている。
2人の瞳は新しいおもちゃを見つけた子供のように光っているのだから
｢う、うらあああ！！！｣
男達の1人が発砲したのを合図によってかかるその仲間
女達はお互いの背中を預けながら次々と軽々と、20過ぎの男達を倒していく
『あら、案外弱いのね』
クス｢こっちの方が楽だからいいだろ｣
あとは1人だけ
その男は女達を交互に見て、わなわなと口を開く
｢お、お前ら、人殺して何が楽しい！！！｣
『それ言うならあんたら薬売って何楽しいのよ』
｢うっ…俺達はリーダーに頼まれてやってたんだよ！｣
クス｢だったらうちらも同じ｣
そして論破されてしまう。
しかしながら男にもまだ勇気というものがあったらしく、
｢この人殺し…｣
もはや命乞いなど忘れ、自ら命を投げ捨てたらしいが。
掠れたその男の声も女達の耳にははっきりと届いた。
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鈴蘭 - スノーローズさん» ありがとうございます。そう言って貰えて嬉しい限りです！更新までしばらくお待ちください！ (2018年4月27日 7時) (
レス) id: 117f0427c5 (このIDを非表示/違反報告)
スノーローズ(プロフ) - 鈴蘭さん» とても面白かったです！！更新頑張ってください、楽しみにしてます！ (2018年4月26日 22時) (レス) id: 85727838a7 (このIDを非表示/違反報告)
鈴蘭 - スノーローズさん» 分かりました、私の力の限り頑張りますね！ (2018年4月14日 19時) (レス) id: 117f0427c5 (このIDを非表示/違反報告)
スノーローズ(プロフ) - 鈴蘭さん» お願いします！ (2018年4月14日 16時) (レス) id: 85727838a7 (このIDを非表示/違反報告)
鈴蘭 - スノーローズさん» スノーローズ様、リクエストありがとうございます。捜査一課ですね！事件の内容はこちらで考えてもよろしいでしょうか？ (2018年4月14日 16時) (レス) id: 117f0427c5 (このIDを非表示/違反報告)
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