パーティは突然に ２ ページ45
「できたぞー。これで本当にいいのか？」
Aが幹部用の食堂にある長い机に次々と大皿を置いていく。
それに驚愕する者一名、絶望する者約二名、嬉々とするもの一名。
まず驚愕した者。トントンである。
tn『はぁ！？ちょっ、料理の準備フォックにやらせたん！？なんで歓迎される本人が準備しとんねん！』
ガタっと椅子から立ち上がり、彼女のほうを指さし叫ぶ。
「・・・駄目だったか？料理には慣れているからいいと思ったんだが。」
tn『いやあのな、そういうことじゃなくて、・・・でもなぁ。うーん・・・』
準備はフォックがやるべきではないという常識とフォックの意思がごちゃ混ぜになり、机に突っ伏しうなっている。
・・・次へ行こうか。
絶望する者・・・これはほぼ全員が絶望したと思うが、代表して二人。
もうお分かりだろう。食害である。
kn『あっ、ちょっ、フォック！！大皿は・・・いやパーティは大皿なんやけどな、ここで大皿持ってくるとな？』
ut『終わった・・・』
コネシマは冷や汗をダラダラと流し、鬱先生は絶望の表情を浮かべている。
それを見て嬉々とする者といえば。
ゾムである。
zm『おっ、シッマ、そんなに食べたいんかぁ。よしよし、今日はいっぱい食べやぁ？せっかくフォックが作ってくれたんに残すのは失礼やろ？』
kn『アッ、ハーイ』
そんな彼らを見て呆れ顔で食堂に入ってくるショッピ。
syp『はい、お酒持ってきましたよ。飲みすぎないでくださいね。』
お酒が机に置かれたとき、グルッペンが声を上げた。
gr『よし、じゃあパーティの始まりだゾ！』
その声を合図に一気に食堂が騒がしくなる。
sho『あっ、フォック酒飲めや！うまいから！』
ci『どこまで飲めるん？』
二人は自分より酒が飲めないと信じているのか、相当テンションが高い。
tn『おいそこの飲めない組二人。ほどほどにしとけよ。』
トントンからの忠告も適当にあしらった二人は彼女に酒を差し出す。
彼女は酒を受け取ると慎重に口に含めた。
「・・・悪くないな。」
ht『おっ、フォック飲めるの？』
隣でビールを飲んでいたひとらんが言う。
「うん。いけそうだな。」
sho『マジかよ。なんで？』
「・・・毒耐性？」
ht『アルコールは毒だった・・・？』
こうして夜は更けていく。
後日シャオロンが毒についての本を借り始めたのは別のお話。
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日高ナツメ(プロフ) - シオンさん» ありがとうございます！！お褒めの言葉をいただきとても嬉しいです。続編・・・が、頑張ります。 (2019年12月14日 16時) (
レス) id: 661788b92d (このIDを非表示/違反報告)
シオン - 完結おめでとうございます とっても面白かったです 続編楽しみにしています 頑張って下さい（・ｗ・） (2019年12月14日 13時) (レス) id: 3a1e97a875 (このIDを非表示/違反報告)
日高ナツメ(プロフ) - 鈴114514号さん» ありがとうございます！了解しました。今書いていますので少々お待ちください！ (2019年11月30日 23時) (レス) id: e00371fa87 (このIDを非表示/違反報告)
鈴114514号 - 楽しく読ませてもらいました！ありがとうございます。 私は4、この後のお話などがやっぱり見たいです！ ナツメさんの都合でよろしいです。てかナツメさんが決めて下さい(( 応援しています！！！(爆音) (2019年11月30日 22時) (レス) id: 582bb38728 (このIDを非表示/違反報告)
日高ナツメ(プロフ) - きららさん» コメントありがとうございます。了解です！ (2019年11月27日 21時) (レス) id: a414d96f78 (このIDを非表示/違反報告)
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