甘辛戦争 【gr】【os】 ページ43
短編集シーズンです。
基本的にほのぼのになると思われます。
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彼女がテラスに出ると、グルッペンとオスマンがお茶会をしているところだった。
「お、二人とも。何してるんだ？」
os『あ、フォック！今お茶会してためう。フォックもケーキ食べる？』
「ケーキか。・・・ケーキは食べたことがないな。どんな味なんだ？」
gr『・・・どんな味、とは形容し難いが、とりあえず美味いゾ！まあ食べてみるんだ！』
そう言って目を輝かせる総統様(5歳)。
彼女はグルッペンから一切れ貰い、ケーキを口にする。
「・・・まずい。」
思わず顔をしかめた。
そんな彼女を見て二人はガタッと音を立てて椅子から立ち上がる。
gr『なっ、不味いだと！？ケーキのどこが不味いんだ！言ってみろ！』
「なんかねっとりした甘さだ。しつこい。」
os『はぁ！？それは全国の甘党と全国のケーキに失礼めう！！大体ケーキが食べられないとか人生の半分損してるめう！』
彼女に向かって怒鳴る二人と「そこまで・・・？」と眉を下げるA。
普段なかなか見ない構図だろう。
しばらくして、耐えられなくなったのか彼女が口を開いた。
「っていうか、辛いものはどうなんだ。あの坦々麺というやつは中々美味いと思うのだが。
彼女の言葉に二人は目を丸くする。
gr『坦々麺が・・・美味い、だと・・・？』
os『坦々麺？マジで？』
「そうだ。坦々麺、美味くないか？」
何拍か沈黙が続く。
しばらくしてグルッペンが口を開いた。
gr『いやマジで坦々麺のどこが美味いんだ。絶対ケーキの方が美味いに決まってる。っていうかそもそもなんであんなもの食べれるんだ。辛いもの食べるとか自傷行為じゃないか。』
早口でまくしたてるグルッペン。
いやいやいや、と否定するA。
これがループしているのだから恐ろしいものである。
この争いは、なんと他の幹部も巻き込むものとなり、しばらく城内では甘辛戦争が起きたのだとか。
ちなみに最終的にはトントンの怒鳴り声によって両者は講和条約を結んだそう。
トントン強し。
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日高ナツメ(プロフ) - シオンさん» ありがとうございます！！お褒めの言葉をいただきとても嬉しいです。続編・・・が、頑張ります。 (2019年12月14日 16時) (
レス) id: 661788b92d (このIDを非表示/違反報告)
シオン - 完結おめでとうございます とっても面白かったです 続編楽しみにしています 頑張って下さい（・ｗ・） (2019年12月14日 13時) (レス) id: 3a1e97a875 (このIDを非表示/違反報告)
日高ナツメ(プロフ) - 鈴114514号さん» ありがとうございます！了解しました。今書いていますので少々お待ちください！ (2019年11月30日 23時) (レス) id: e00371fa87 (このIDを非表示/違反報告)
鈴114514号 - 楽しく読ませてもらいました！ありがとうございます。 私は4、この後のお話などがやっぱり見たいです！ ナツメさんの都合でよろしいです。てかナツメさんが決めて下さい(( 応援しています！！！(爆音) (2019年11月30日 22時) (レス) id: 582bb38728 (このIDを非表示/違反報告)
日高ナツメ(プロフ) - きららさん» コメントありがとうございます。了解です！ (2019年11月27日 21時) (レス) id: a414d96f78 (このIDを非表示/違反報告)
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