初対面 ページ1
『これはこう入力するように。私何回言った?
言われたことも真面に出来もしないなら、今すぐ私の部下をやめてくれる?
君みたいな無能がいるから私の仕事がより増えるんだよね。』
何度も言った。というか言ってきたことをこう身にされないと本当に腹が立つんだ。
部下「す、すみ..ません...。」
私の剣幕に萎縮しまくった部下が頭を下げる。
『次はない。
わかったら、さっさと私の視界から消えて。』
そう言って部下を部屋から追い出してすぐ。
ノックも無しに扉が勢い良く開かれた。
『...、』
入ってきたのは獅子のような髪の特徴的な青い瞳の少年だった。
「手前..。さっきからきいてりゃ、なんだよ。あの言い方は。」
『はぁ?私としては自分より上の立場にいる人の部屋に入るってのにノックの一つもできない君が気に障って仕方ないんだけど。
出てってくれる?』
「もっと他の言い方があるっつってんだ!!偉いからって言い方ってモンがあんだろ!!」
『..無能で言われたこともできない奴にそう言って何が悪いって言いたいの?新入り。』
私の怒らせに行った一言が、綺麗にぷつっと行ったみたいだ。
蹴ってきやがった。
避けてやったが。
『最近の若者は短気だねぇ。ま、そんなんだから昇進出来ないんだろうけどね。』
はは、と空笑いをすると、もっと怒ってくる。
「てんめえ!!」
「もうA!!チューヤ!!やめなさい!!」
止めに入ったのはエリス。
「『!?』」
予期せぬ来客に私達はぴたりと動きを止めた。
「なんじゃ、喧嘩をしていたのかえ? のう中也よ。」
「あ、姉さん!!?何で此処に、、」
「何でも何も..私はAを呼びにきたんじゃ。
A、鴎外殿が呼んでおったぞ。なんでも、太宰の奴と今後の組織方針について話すのであろう?
そうでなくとも、殴り合いなんぞしてはいかぬ。
書類もあるのじゃから、ちゃんと女子らしくふるまうのじゃ。
良いな?」
姉さんに釘をさされ、『今回喧嘩を売ってきたのは少年の方だよ?私を叱んないでよぅ』と文句を言う。
「つんと口を尖らすなんて愛いやつじゃのう..」
『太宰君もするじゃない。』
「彼奴は別じゃ。」
うりうりと撫でられ乍ら、目の合った彼にちら、っと舌を出してやった。
「コウヨウ!!Aを返して!Aは私とお絵かきするんだから!!」
『ええ、行こうかエリス。』
エリスの小さな手を引いて、広く長い首領室までの廊下を歩いた。
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ましまろ(プロフ) - 駄作上手さん» すみませんありがとうございます……!!!!!!!私も楽しかったです!!! (2023年2月12日 13時) (レス) id: b1e5bc5dab (このIDを非表示/違反報告)
駄作上手 - ましまろさん» ましまろさん‥すみません!!!とっても楽しかったし!見ててにやっとするトークを消させて頂きました!(あ、作者はスクショしてます)チャット‥禁止なので‥(あれはチャットだったのかな‥?) (2023年2月12日 1時) (レス) id: d00a338de4 (このIDを非表示/違反報告)
ましまろ(プロフ) - ……(名前を)呼ばれちまった喜びにッッッ……(遺言) (2023年1月23日 7時) (レス) id: b1e5bc5dab (このIDを非表示/違反報告)
駄作上手 - 陵香さん» な、名前は‥‥呼ばれているのでは‥?すみません、解説お願いします!理解したらすぐ書くんで!!王様ゲームの方は承りました!!最高なんて‥照れちゃいます((きもっ)ありがとうございます!嬉しいです!! (2023年1月23日 1時) (レス) id: d00a338de4 (このIDを非表示/違反報告)
陵香 - あ“ー最高。、、、 皆に王様ゲームとか 名前呼ばれだぁ”ぁ"ぁ"ぃ"! 闇太宰さん好きだ、、(((急な告白許してチョッ (2023年1月22日 23時) (レス) @page42 id: b523133505 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:駄作上手 | 作成日時:2022年12月19日 19時