ハグ ページ49
『あっ、太宰君!!』
私はぴょんと跳ねるようにソファーから立ち上がって太宰君にハグ。
「おや、Aちゃん?また来ていたのかい?」
慣れてる太宰君は少し困った顔で私を撫でる。
「この前は中也が姐さん連れて武装探偵社に乗り込んでくる物だから大変だったのだよ?」
『流石太宰君。腰細いね。』
「聞いてる?」
『太宰君の腰と張り合える私好みは谷崎君の腰位かなぁ』
「ぼっ、僕ですか!??」
「君私以外にも抱きついてるの!??辞めなさい悪い子だね!!」
可愛くあからさまに「むぅ‥」という顔をして私の両頬を引き伸ばす太宰君。
力加減が優しい。
『抱きしめられ心地はなぁんか安心するからお宅の社長と首領、あとドス君と条野さんも追加で。』
「見境無いね!??Aちゃんポートマフィアの幹部でしょ!?仮にも!!」
『包まれる感じはねぇ‥「もうやめなさい!!そのハグレポ!!」‥ええ!?これから太宰君が出てくるのに!』
「続けて呉れ給え。」
『わぁい』
「止めろ太宰!!!」
最初の内は探偵社の皆はものすごく私を警戒していたが、Aがいると太宰が仕事をするという話が流れて今や歓迎されている。
お茶菓子まで出てくる。
お茶は呑まないが。苦いし。
「それで?私は何時出てくるんだい?」
『太宰君はずっと抱きしめてたい型かな!』
「もう血液型化してないですか?」
「他にその抱きしめてたい型には誰がいるんだい?」
『ポオ君とか良いよ!めっちゃワタワタするのにそっと腕回してくれてね?危うく恋が始まっちゃう処だった。』
「全く‥親の顔が見てみたいな。」
『マフィア上層部でいかが?』
「良く優しい子に育ってくれた。」
国木田君に褒められるが私は首を傾げた。
『皆優しいよ?』
「だが、マフィアだ。」
『私もマフィアだし、太宰君もそうでしょ?』
「まっ、まぁまぁ!折角今日は何も無いンですから!」
『‥‥そうだね!谷崎君!』
私は笑い直し再び太宰君の腰に集中する。
「‥‥Aちゃん‥流石に触り過ぎじゃない?」
『‥いい匂いがするからね。川の匂いと一緒に。』
「凄い‥!!当たってます!!」
「否感動しないで?敦くん」
「その川の匂いのする男に何故抱きつこうと思うのか」
『私川生まれだから。』
「何!?そうなのか!?」
「国木田、嘘だよ。」
『でも水泳得意だよ!もう水の中が家ですから!』
「何で陸に出てきてるの」鏡花ちゃんの鋭いツッコミで探偵社に笑いが広がった。
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ましまろ(プロフ) - 駄作上手さん» すみませんありがとうございます……!!!!!!!私も楽しかったです!!! (2023年2月12日 13時) (レス) id: b1e5bc5dab (このIDを非表示/違反報告)
駄作上手 - ましまろさん» ましまろさん‥すみません!!!とっても楽しかったし!見ててにやっとするトークを消させて頂きました!(あ、作者はスクショしてます)チャット‥禁止なので‥(あれはチャットだったのかな‥?) (2023年2月12日 1時) (レス) id: d00a338de4 (このIDを非表示/違反報告)
ましまろ(プロフ) - ……(名前を)呼ばれちまった喜びにッッッ……(遺言) (2023年1月23日 7時) (レス) id: b1e5bc5dab (このIDを非表示/違反報告)
駄作上手 - 陵香さん» な、名前は‥‥呼ばれているのでは‥?すみません、解説お願いします!理解したらすぐ書くんで!!王様ゲームの方は承りました!!最高なんて‥照れちゃいます((きもっ)ありがとうございます!嬉しいです!! (2023年1月23日 1時) (レス) id: d00a338de4 (このIDを非表示/違反報告)
陵香 - あ“ー最高。、、、 皆に王様ゲームとか 名前呼ばれだぁ”ぁ"ぁ"ぃ"! 闇太宰さん好きだ、、(((急な告白許してチョッ (2023年1月22日 23時) (レス) @page42 id: b523133505 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:駄作上手 | 作成日時:2022年12月19日 19時