21 ページ22
美玲ちゃんと付き合ってから涼は私たちと行動することが少なくなった。
当然だ。彼女を優先するのは当たり前だし、私に涼を縛り付ける権利はない。
あるわけないんだ。
でも、最近考えてしまう。
あの時、涼に正直に気持ちを伝えたら変わったのかな？って。伝えたら、私の隣にずっと居てくれたのかなって？
自分を守りすぎていたんだ。私は
涼の気持ちになんてこれっぽっちも考えてなかった。だから、しょうがないんだよ。
そんな考えていると、瑞稀が隣にきた。
瑞稀｢あのさ、A、これでいいの？｣
真剣な目で私を瑞稀は見つめる
｢え？なにがよ笑｣
瑞稀｢涼のこと、好きだったんじゃないの？｣
｢だから？好きだから何？もう変えられない
んだよ？涼の隣にいるのは、美玲ちゃん。
その事実は変わらないよ。私が涼のことを
いくら好きでも。｣
そう言うと瑞稀は、そう、Aがそれでいいならって、立った。
そして、
瑞稀｢でも、Aはいつも正直になんないじ
ゃん。もう少し素直になってみたら？｣
涼とは違う柔らかい笑顔でそう言った。
良くないよ、全然。
涼がいないなんて、良くないんだよ。
上を見上げると、気持ちいいぐらいの快晴だ。
なのに、私の気持ちは真反対。
上を見ておかないと、涙が零れそうになる。
いつもそうなんだ、いつでも遅いんだ。
なんで、同じことばかり繰り返してしまうんだろう、
涼がいないと笑顔になんてなれないよ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 109人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ainy(プロフ) - 麗さん» うわぁ.........！嬉しいです！はい頑張ってください！ (2019年5月11日 15時) (
レス) id: f49780c955 (このIDを非表示/違反報告)
麗(プロフ) - コメントありがとうございます！続編出来たので、良かったら見てください！これからも応援よろしくお願いします！ (2019年5月11日 12時) (レス) id: 67fc118654 (このIDを非表示/違反報告)
ainy(プロフ) - 密かに楽しみにさせていただいてました！完結おめでとうございます！是非とも後日談を見てみたいです.........！ (2019年5月10日 23時) (レス) id: f49780c955 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：れい x他1人 | 作成日時：2019年4月2日 21時
