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殺した？そらるが？いや、天月の方だろうか。
私はずっとそらるの情報を知りたかった。
私の質問には答えるけど、そらる自身の話には一切答えてくれなかった。
年齢 出身地 好きな物 仕事 犬派猫派 何にも答えてくれなかった。
『その話…詳しく聞かせて？』
「…わかった。」
話はざっくり、そらるは極道という組？の頭でそらるの組がこの女の子の両親を殺した。というものだった。
この子の親は元々そういう、裏道に関わりがあったみたいで、用済みだ、と言われたらしい。
女の子は泣きながらその話をしてくれた。
『そうなんだ…ありがとう、話してくれて。』
「ううん。君、えっと…君、名前は？」
『名前？』
「そう名前。あるでしょう？」
名前。名前？私の？
『うーーーーん、無いかも？』
「ないの？そっか、」
『うん、ごめん。君は？』
「私？私はね、はるか」
『はるか。よろしく』
それからはるかと私の脱出計画が始まった。
Urt side
独り言のように、思い出すように、淡々と話していく女。
その語りを止めたのは
「はるか…？」
センラだった。
皆がセンラを見るとセンラは申し訳なさそうに言う。
せ「あー、いや。何でもない。…多分。何でもない。続けて？」
俺以外の3人は頭にクエスチョンマークを浮かべていた。
俺以外は。
もしかしたら。もしかするかもしれない。
『そのはるかちゃんって…どんな容姿してた？』
思わず口を開く。
「えっと…」
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作者名：sio | 作成日時：2021年11月10日 18時
