20.朝のお仕事 ページ32
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『……嗚呼、もう朝か』
随分沈んでいる私の心に対して、空は何処までも雲のない快晴だった朝。
私は、一つ仕事を任されていた。
『ん、起きないと………』
と云っても、ポートマフィアでの仕事ではない。
_____ 太宰の同居人としての仕事だ。
睡魔を必死に追い払い、ベッドから起きる。
そして、軽く身支度をした私は 太宰の部屋の扉の前に立った。
入る前に一つ深呼吸。
………彼奴のことだからノックは要らないかな。
『…太宰、朝だから十秒以内に起きろ』
カチャリと扉を開け、
太宰が寝ているであろうベッドまで歩いていった……………が。
『太宰が………いな、い?』
そのベッドはもぬけの殻で、私の声だけが響いた。
『早く出てこないと、暗殺してあげな……
その瞬間、後ろでカチャっと鍵がかかった音が。
何だと思って振り向くより先に、誰かに抱きしめられる感覚。
私を突然抱きしめるなんて人………
_____そんなの一人しかいない
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はたゆり(プロフ) - 枝豆さん» ありがとうございます!応援、すごい励みになります(o^―^o) 続編頑張りますね!! (2018年8月16日 20時) (レス) id: 80c016c5e7 (このIDを非表示/違反報告)
はたゆり(プロフ) - 聖宮さん» ありがとうございます!そう云ってもらえるととても嬉しいです 最初から読むと結構夢主ちゃんの性格がかなり変わってたり………( '▽')アァ (2018年8月16日 20時) (レス) id: 80c016c5e7 (このIDを非表示/違反報告)
枝豆(プロフ) - 続編、凄く楽しみです!応援しています。 (2018年8月16日 17時) (レス) id: df373c6cb1 (このIDを非表示/違反報告)
聖宮(プロフ) - 続編、頑張って下さい楽しみ〜!!待ってる間に最初から読み直すという選択を……(*´ `) (2018年8月16日 17時) (レス) id: a81515e65f (このIDを非表示/違反報告)
はたゆり(プロフ) - コメントありがとうございます! エリスちゃんは個人的に好きなので、仲良くさせたかった(笑) 首領の性癖…バレないといいですね!← (2018年7月18日 6時) (レス) id: 80c016c5e7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:はたゆり@苺のシリアル。 | 作成日時:2018年7月4日 21時