Fiore della neve.16 ページ17
.
目がさめるとそこは真っ白な世界でした…なんて。
辺りを見渡して見ると、ここは病院だというのがわかった。
今までは怪我でもなんでも、私が目を覚ますのは暗いあの牢獄の部屋で、なんだか、ちょっと、新鮮だった。
「…あ、足…」
ゆっくりと起き上がって、布団を捲る。
そうして現れたのは、真っ白な包帯が赤く染まっている様子で…。素直にやばいと思った。
足首の所には足を動かせないように固定されている。
骨折まではしてないと思ったんだけどなぁ…。
ていうか出血多い…なんだか、見てるだけで倒れそうになり、私はボフッとベットに転がった。
ふぅ、と息を吐いた時、ガラガラ、と病室の扉が開く音がした。
…誰、ですか…そう問うと、その人物は迷いなくカーテンを引いた。
「…委員長…？」
「そうだよ。…いつ起きたの。」
「えっと、数分前…ですかね」
「…君、2日も目覚めなかったんだよ」
その言葉に、私は驚く。
そんなに寝てたんですか…迷惑かけてすいません。
そういえば、委員長はむっとした顔になる。
「…委員長？どうかしまし…っえ？」
「…心配、した。よかった…目、覚めて」
手を引かれ、何かの温もりに包まれた。
そうして広がったのは、黒と白。
彼に抱きしめられてると気づくのは、すぐだった。
Fiore della neve.17→←Fiore della neve.15
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 10人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
夏乃@活動停止(プロフ) - むーさん、最近連絡取れないけど大丈夫？落ち着いてからでいいから、連絡頂戴ね。 (2018年1月26日 18時) (
レス) id: a782de4a17 (このIDを非表示/違反報告)
紫音(プロフ) - 夏乃@現在3.4日に1回の低浮上さん» なつさん！うん、ありがとう！頑張るね！サポートよろしくお願いします…！ (2017年10月28日 22時) (レス) id: be6b933b07 (このIDを非表示/違反報告)
夏乃@現在3.4日に1回の低浮上(プロフ) - 投稿お疲れ様、むーさん。分からないこととかあったら聞いてね。ファイト！ (2017年10月28日 22時) (レス) id: 2b0de574be (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：紫音 | 作成日時：2017年10月28日 22時
