黒い騎士 (ページ14)

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ざらざらざらざらと僕が操作する因子を広げていく。

途中の因子とかも操って、確実に、僕の支配する領域を広げていく。

……あ、エイレヌス発見。
図書館の前……？にいるのか。なんでだ？

黒の王はいつもどおり玉座にふんぞり返ってる。
あいつが動いているところ、見たことないんだよな。まァ動かないでいいんだが。

…………どうせなら城下町も探索しようかな。

ああいやでも、そろそろ精霊島か。じゃあ諦めよう。

今度、ここら一帯にどれくらいの黒の軍勢がいるのか数えてみても楽しそうだな。

図書館で体を作り上げるとちょうどそのタイミングでエイレヌスが図書館に入ってきた。
あっぶな、ギリギリセーフ。あとちょいちょい遅かったらきっと霧化できるってバレてただろうな。
これはこいつらには秘密にしておきたいから。

「……何の用だ」
「精霊島へ行くわよ。また見つけたのよ。」
「フィーナか」
「ええ」

また、彼らと会わなくちゃいけない。

ため息を飲み込んで、精霊島に転移した。

　

精霊島、相変わらず森森してるなァ…。

今は、何をしている頃なのだろうか。

クロニクルに入っている頃か？
後で覗いてみよう。

……にしても、変な感じがする。

自分がどこからか見られているような…。

「……イヤな感覚だ…」
「なにか言った？」
「いや…なんでもない」
「そう。……ねえ」
「貴様は王都に戻れ」
「まだなにも言ってないじゃない」
「貴様の言いそうな事くらい想像がつく」
「ホント、憎らしい男。……ちょっともったいないけどアナタに譲るわ。じゃね」

……とりあえずここで1シーン終了か。

ここから先は気が抜けない。
なぜなら原作に入るから。

確か、シュザが乱入してから登場するんだったよな。

黒の因子も使いながら森を少し移動したら、すぐに義勇軍とシュザらを見つけられた。便利だな因子。

「どうだ！」
「口だけではないな！面白い、俺が直々に相手をしてくれる！九領が第一領主、シュザ！推して参る！」

やっべもう出ないとじゃん。

木の上から飛び降りる。

「今度はなに！？」
「あれは……！」
「頃合か…いただく！」

このセリフがすっごい厨二くさいんだけどね……。

シュザが出張ってくることは分かっていたので、フィーナに近づくと見せかけて剣を抜きシュザと対峙する。

戦いに横槍を入れるなんて無粋なやつだなと言われたのだが。じゃあお前は戦闘狂だなと思ったのは心の奥底にしまっておく。