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高校生になっての二度目の春がきた。









心地よい風の音。









赤「おはよう、A。」









｢あ、京治？おはよう。｣









赤「よし、じゃあ教室まで行こっか。」









そう言って私の手を握る。









赤「しっかり握ってて。」









うんと頷き彼の手を強く握る。









私は生まれつき両目が見えないのだ。









それなりの治療をしているが治ることは難しいとされている。









確かに目の前は真っ暗で何も見えないしこわいけど周りの子達や京治が助けてくれるから今のところ不安はない。









｢私も頑張らないと。｣

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作者名：鹽音 | 作成日時：2016年4月12日 22時

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