Dream！-神妖人推奨委員会- (ページ41)

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　　　Part1□ ページ41

20×〇年１２月□日

神社日菜、霊町入り

みはる「ええっと、君の守護神妖と能力は・・・」

みはるは目を閉じて先を見通す

みはる「見えたよ！守護神はいわながひめっていう平安の姫様！
能力は・・・

薬物を人体に害がない毒に変える能力だよ！」

響子「わお！なんかすごい！」

みはる「あれ？・・・なんでだろう・・・
神妖の守護妖が・・いない・・・」

みはるは困ったように
日菜を見まわした

響子「そうだねぇ
まだちょっと日が浅いし、様子を見てみようよ」

だが・・・
一向に守護妖は現れることはなかった

日菜に取り入る守護妖もいなかった。

なぜかというといわながひめ血流が多すぎるからだ
正しい比率の神妖じゃないと、所持する人間の器が壊れてしまうからだ

そしてさらに3年後(全員小5)

日菜「じゃあ、お母さんお父さん、行ってきます。」

ぺこりと日菜はお辞儀をした
今日は日菜が実家にいる最後の日
正式に日菜の薬物調合力が認められたらしく

二十五神将に近づくための日菜専用の大きい家が
霊町の南に建った

爆発物も扱う薬学研究のため、今の家では危険すぎるらしい

響子「ひなっちの家はね～ここをこう進んで～」

コンクリートの道路を進んでいくと周りは大きい家しか見えなくなった

響子「そうそう！ここ！」

日菜「えええええええ！」

表側は和風だが漆喰のつくり
裏側は明らかに外国の洋館のような場所

日菜「ここに・・住むの？私一人で？」

響子「うん、必要なら御代家(うち)に申し出て使用人を何人でも雇ってもいいし
とりあえず鍵と～」

ごそごそとバッグから響子は鍵を取り出した

響子「なんかあったときのために
合鍵はうちの金庫で保管しておくからー
じゃあ今日はやらなきゃいけない作業があるからー・・・

あっ!大切なもん忘れてた!」

響子は手提げの紙袋を日菜に渡した

響子「おうちでゆっくりと楽しんでねー」

響子はバイバイと後ろ向きで手を振った

日菜「・・・広いな・・・」

周りの景色が映るのつるつるの床
おしゃれなランタン、すべてが私が知っている家とは違う

日菜「これ・・・何が入ってるんだろう・・・」

紙袋の中身が気になって仕方がない
とりあえず自分の部屋を見つけて

そこでお宝開封することにした