Dream！-神妖人推奨委員会- (ページ14)

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　　　Part3◇ ページ14

本棚の波を抜けると
透明感のあるしゃれた丸テーブルが置かれていた

たくさんの本があってとても一人で読み切れそうにない

はつか「天王星の地質の研究しててちょっと本散らかってるけど
ごめんね。」

ほんの一部を別の場所に移動させる

良汰「研究？」

はつか「そうそう、惑星の研究、私の能力なんだけど天王星は操るのが難しくて・・(´・ω・`)」

天王星は確かにあまり聞かない気がする

はつか「ねぇねぇ、響子ちゃんから聞いたんだけど」

良汰「？」

はつか「二十五神将になるの？」

良汰「い、いやいやいやいや
いまだにこんな場所があるのが信じられねぇし、
俺がたまたま握力強かっただけだし・・能力も何もない・・」

はつか「能力がなくても、霊気があれば二十五神将になれるんだよ～」

ニコニコしながらはつかは問いかけた
するとまた

ロシュワ「お待たせいたしました。はつか様、またお客様がいらしました。」

紅茶をお盆に載せたロシュワリーが人を連れ込む

はつか「あれ？見ない顔ですね」

モブ「今日れいちょ入りしたばかりで・・本を借りたくて・・知らないことも多いので」

はつか「あれ、あなたはハーフですか？」

青色の目にオレンジ色の髪、そしてやや発音がおかしい外国人のようだ

はつか「そうなんですか、ずっと霊町の外にいたのなら
仕方がありませんね。こちらへ」

はつかは霊町の本がたくさん置いている場所に行くと
良汰のいるテーブルのほうへ戻ってきた

はつか「・・・・」

良汰「津月？」

はつか「なんでもない、それで、話の続きだけど
なんで良汰君は神様とか信じられないの？」

相変わらずにっこりとした柔らかな表情で問いかける

良汰「うーん、なんていうか・・そういうの中二病ぽいっていうか
俺ただ握力強いだけだから、霊力とかないし」

はつか「良汰君は人間？」

すかさずはつかは聞いてくる

良汰「人間だけど‥」

はつか「私は人間じゃないよ(*^▽^*)」

良汰「そ、そうでしょうね・・」

はつか「神妖人だけど種族が違うんだよ」

良汰「え？」

頭がこんがらがってきた
津月が何を言いたいのかわからない

はつか「神妖人はね、神聖な神様と汚い血の妖怪がこんがらがって作られたの
神様にもいろんな種類があるし、妖怪も一つの種類だけとは限らない
力があるものは気づく間もなく人を殺せる」

するとビュンッと何かがこっちに向かってくることが分かった