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その後暫く静寂が続き、数秒した頃に温度が戻ってきた。
A「…終わりだよ！此れで暫くは安心かな！」
何時も通りのA。先刻迄が有り得ない程の笑顔で二人に微笑みかけた。
森「…凄いね。じゃあ、何かあったら私にも報告して呉れ。」
A「うん！……あ、そういえば！」
話を聞いてずっと気になってたんだ、と話し出す。
A「今日、森さんに呼ばれる前にホトと散歩してたんだよね。…其れで、森さんからの電話がある前はちゃんと居たんだけど…
……電話が終わって振り向くと、何処にも居なかったんだ」
森「何処にも…？電話で話していた数秒間の間に？」
A「うん。だから若しかすると其の異能力で連れ去られたんじゃ…って」
俯くAの肩に、中也が大丈夫だと言うように手を添えた。
？？「にゃー」
背後から声がする。
中也「…どうやら大丈夫だったみたいだなァ？」
A「ホト…！」
ホト「にゃー！！にゃ…っ」
何時もと違う気配。ホトの様子が可笑しい。何かを必死に訴えようとしている様だった。
A「…ホト？」
ホト「にゃっ…！！に"ゃぁっ！！」
激しい鳴き方。まるで苦しんでいる様にも聞こえる。其の鳴き声に耳を傾け、意味を理解しようと異能力を展開したAは其の意味に絶句した。
A「………え？そんな、嘘だよね？…ホト……冗談は辞めてよ。言って良い事と悪い事の区別くらい…」
其れでもホトの眼は真っ直ぐAを見つめて、冗談じゃないと現実を突き付ける。
中也「…どうした？」
A「先刻放った猫達が…ポートマフィアのビルから数メートル離れた所で全員渦に呑まれた…って。」
Aの目にはもう光が無い。
森「…其れは本当なのかい？」
A「…それも、皆誘い込まれる様にして一斉に同じ方向に歩き出して、呑み込まれて……其の後静かに渦が閉じたって」
森「…」
A「ホトは其の場から少し離れてたから助かったって……」
言い終わると、嬉しいのか辛いのか解らない感情に膝から崩れ落ちる。
ホトが呑み込まれていなくて善かった。
でも、他の猫達は全員成す術も無く消えてしまった。
其れを慰めるようにホトが近付く。
A「…来ないで！」
ホトの鼻先を、細い指が掠めた。
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無神氷狐龍��(プロフ) - かなさん» ありがとうございます！外に出れなくて暇なので更新スピード上げれるかなぁと思います(о・ω・о) (2020年4月13日 19時) (
レス) id: ceb7e35640 (このIDを非表示/違反報告)
かな - 池田屋の高速槍のところが好きです！これからも更新頑張ってください(^-^)ゝ゛ (2020年4月13日 18時) (レス) id: 720c3d5113 (このIDを非表示/違反報告)
中原氷狐龍(プロフ) - ガールガールさん» 外行ってくるからよろしく☆ｷﾗﾝｯですからねwww (2019年6月20日 22時) (レス) id: ceb7e35640 (このIDを非表示/違反報告)
中原氷狐龍(プロフ) - kuroさん» 頑張りますよっ！！ (2019年6月20日 22時) (レス) id: ceb7e35640 (このIDを非表示/違反報告)
中原氷狐龍(プロフ) - Earthさん» はい！頑張りますね！ (2019年6月20日 22時) (レス) id: ceb7e35640 (このIDを非表示/違反報告)
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