庭師は律儀なもので ページ4
ついで神は告げた。
『天の大空に光体が生じて昼と夜を区分するように。それらは印となり、季節のため、また日と年のためのものとなる。そしてそれらは天の大空にあって光体となり、地の上を照らすことになる。』
すると、そのようになった。
そして神は2つの大きな光体を、すなわち大きい方の光体は昼を支配させるため、小さい方の光体は夜を支配させるよう造られた。
また、星も[同じようにされた]。
こうして神はそれらを天の大空に置いて地の上を照らさせ、昼と夜とを支配させ、光と闇とを区分された。
それから神は[それを]良いとご覧になった。
こうして夕となり、朝となった。
四日目である…………
ーーーーーーーーーーーーーー
Em)さ、左様でございますね………
そうエーミールはぎこちなく合図地を打つ。何かを隠しているような。エーミールが言わない理由は3つ考えられる。
一つは言いたくない事。
二つ目は言わない方がいい事。
三つ目は確信に迫ってない事。
まぁ、どちらににしろ私は知らなくてもいい事である事は明白だ。
A)私は、エーミールさえ居ればいいわ。貴方がどこかへ行くのなら私は着いていくつもよ。
Em)A様が心配なさることはありません。私は貴方様の元からは決して離れません。
A)そう。心強いわ。
話している間に、食器は下げられ、では後片付けをするので、とエーミールは調理場へと消えていく。
私はその後ろ姿を見送り、席を立つ。
A)さて、次は………風呂に入りましょう！
大きすぎる独り言をし、その場をあとにしようとし、ドアノブに手をかけようとした時……
ｶﾞﾁｬ
???)庭師のひとらんらんです。初めまして。
入ってきたのは白い軍服を来た見知らぬ男。
A)エ、エーミール！し、知らない人が！
Em)どうされましたか！？
反射的にエーミールに助けを求める。すると、エーミールは追い払う訳でもなく、対抗する訳でもなく、その男を見るなり微笑みかけた。
A)？？？？？？
私には理解できなかった。
すると、それを察したのか、エーミールは口を開きこう言った。
Em)こちら、この度よりこの家の庭師となった、ひとらんらんです。本当は、明日紹介するつもりだったのですが、この方は律儀なもので。
Ht)驚かせてしまったのなら申し訳ございません。先程紹介してもらった通り、庭師をやらせていただきます。
A)そ、そうだったのね。よろしくね。ひとらんらん。
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作者名：夜色(O.N) | 作成日時：2019年6月17日 23時
