執事の登場により ページ2
次いで神は告げた。
『水の間に大空が生じ、水と水の間に区分ができるように。』
そうして神は大空を造り、大空の下に来る水と、大空の上に来る水とを区分してゆかれた。
すると、そのようになった。
そして神は大空を��天��と呼ぶことにされた。
こうして、夕となり朝となった。
2日目である…………
ーーーーーーーーーーーーーー
ｺﾝｺﾝ
誰も訪れることなどないと思っていた、私の部屋のドアがノックされる。
A)だ、誰でしょう。名乗ってからお入りください……
なるべく平然を装ったが、ぎこちなくなってしまった。
だがそんな心配は無用のようだ。
???)初めまして。この度より貴方様の護衛兼教育係となりました。エーミールと申します。
エーミールと名乗った男は「失礼します」と一言断り入ってくる。
Em)改めまして、エーミールと申します。先程も言った通り、A様の護衛兼教育係でございます。まぁ俗に言う執事の立場と思っていただければ幸いです。
A)そ、そう。これからよろしくね。エーミール。
Em)……よろしくお願い致します。
そうして、私の生活が再スタートした訳だが、どうも落ち着かない。
一人で居る事を望み人と関わらずに生きてきたため、同じ空間に人間がいること自体が珍しいのだ。
だが、そんなことは直ぐに考えなくなった。
外に出ること(屋敷の敷地から出ること)を許されなかったため、本の中でしか知らなかった世界を教えてくれるエーミールに嫌気などなかった。
A)この本に載っている所はどんな所なの？
Em)ここはですね、1年を通して凄く寒いですし、この国の歴史には少し同情し兼ねる所があります。が、素晴らしく発展していてですね………
私が一つ質問するだけで、沢山の歴史や、特徴を教えてくれる。
そんな、エーミールと話している時間は私にとって癒しとなっていた。
Em)あ！こんなに熱弁していたらもう、ディナーの時間となってしまいました。こんな、つまらない話に付き合わせてしまって申し訳ないです。
A)そんなことないわ！エーミールのおかげで退屈だった時間が楽しくなったんだもの。ついでに、勉強の時間を無くしてくれないかしら。
Em)A様、勉学を無くすことは出来ませんが、もっと面白い話を持って来ますので、勉学に励んで下さい。私はディナーを用意して参ります。
A)そうね、エーミールの話をご褒美だと思ってやればいいもの！そう考えたら俄然やる気が出てきたわ！
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 3人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：夜色(O.N) | 作成日時：2019年6月17日 23時
