あの子が紳士すぎて困る。【ツイステ】 (ページ5)

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(あれはユウ達じゃないか。挨拶でもしておかないとな。……魔法？グレート・セブンの近くで？……大変だ。)

Aが見た先では、ハートが目元にある少年とグリムがグレート・セブンの前で魔法を打ち合っていたのであった。あのままでは石像に傷が付くか黒焦げになってしまう。
そうはさせまいとAは彼らの元へ全速力で走りだした。

グリ「くらえ！」

？「そんなん風で矛先を変えてやれば……そらっ！」

案の定、避けるために矛先を変えたグリムの攻撃がハートの女王の石像に向かっていた。

＿＿筈だったが、Aが魔法で帳消しにしたのであった。

(っ、間に合ったか！？)

？「あ＂ーっ！やべっ！ハートの女王の石像が黒焦げに！……なって…ない？」

『よかった、間に合ったようだね。』

ユウ「あ、Aさん…」

『まったく…何をしているんだい。君たちは…』

グリ「コイツが風で炎の向きを変えるからだゾ！大人しく燃やされろっ！」

？「そう言われて大人しく燃やされる奴がいるかっての！」

『ちょ、落ち着きなさ…』

クロ「こらー！！！何の騒ぎです！」

？「げっ、学園長……」

グリ「アイツ、アイノムチで縛ってくるんだゾ！逃げろっ」

バシッ！

？「いでーっ！」

グリ「ふぎゃーっ！二日連続でいてぇんだゾーー！」

クロ「愛の鞭です！この私から逃げようなんて100年早いんですよ！はぁ…先ほど「騒ぎを起こすな」と言ったばかりのはずですが？しかもグレート・セブンの石像を黒焦げにしかけるなんて！ Aさんが止めてくれたからいいものの…よほど退学にさせられたいと見えます。」

？「ちょっ！それは勘弁！」

クロ「ユウくんも、これではグリムくんを監督しているとは言えませんよ。」

ユウ「ごめんなさい」

クロ「まったく………。君、学年と名前は？」

エー「エース・トラッポラ。……一年デス。」

クロ「ではトラッポラくん、グリムくん。そしてユウくん。3人には罰として窓拭き掃除100枚の刑を命じます！」

グリ「にゃ！？もとはといえば、ソイツが俺様たちをバカにしたからいけないんだゾ！」

エー「えっ！？オレもぉ！？」

クロ「当たり前です！放課後、大食堂に集合。いいですね。」

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次行きます。