七話 ページ8
「それで？アンタ、何処に行くんだ？」
「え？あーえっとね〜新撰組の屯所かな？」
「はぁ？！新撰組の？！本気か？！」
「うん。何か問題でも？」
「いや・・・問題って言うか・・・」
男は頭をかきながら、何か言いたげに俺を見る。
「なんだよ。言いたいことがあるなら言えよ」
「いや・・・一応、俺、新撰組に捕まったことがある」
「え？そうなの？」
「あぁ」
確かに一度捕まっていたら屯所には行けないか・・・
「何で捕まったの？」
「さっきみたいに刀を突きつけてたら、捕まった」
「あ・・・そういうこと・・・」
拍子抜けする返答に、俺は横を歩く男から目線を外し、現代とは違う京都の町並みを見る。
「あ！そう言えば、アンタ名前は？」
「え？俺か？俺は、高崎政宗だ！」
「ふーん。カッコイイ名前だね。
俺は、海堂凛。よろしくね」
「海堂凛か・・・変わった名前だな」
「そうかな〜？
まぁ言いにくかったら、凛でいいから」
「凛・・ ・凛・・・
よし！凛だな！まぁ、これから宜しく頼んだ！」
歩きながら、お互い自己紹介を終わらし、俺達は新撰組の屯所へと歩みを進めたのだった。
そして・・・
「此処か・・・」
少し大きな門の横には、俺が憧れる【新撰組】の文字が掲げられている。
「久しぶりに来たな・・・」
「もう一回捕まる？
俺が連れて行ってあげるけど？」
「いやいや！俺はお前の付き人になったんだろ？！俺がいないと困るだろ？！」
「んー。
屯所の場所も分かったし、もう困らないかな？」
「おい！！」
政宗と屯所の前でそんな会話をしていると、背後から今まで感じたことのない殺気を感じ、俺達は慌てて振り返る。
すると、そこには・・・
「君たち、そんな所で何してるのかな？」
「え・・・・」
「う、嘘だろ・・・・」
そこには、浅葱色の羽織りに身を包んだ沖田総司ひきいる、一番隊が刀に手を添え俺たちの方を見ていた。
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鶴(プロフ) - 初めて見たんですが、とっても面白いです！更新頑張ってください！応援しています！ (2019年6月13日 22時) (
レス) id: 2141c8a0fe (このIDを非表示/違反報告)
ユピノン(プロフ) - サイコパスさん» 読んでくれたんですねぇぇぇええ！！！！ありがとう！！！！！！ (2018年7月13日 7時) (レス) id: 43edebc781 (このIDを非表示/違反報告)
サイコパス(プロフ) - 待ってたあああああああああ (2018年7月9日 20時) (レス) id: 360999b51b (このIDを非表示/違反報告)
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