53、野暮用 ページ4
たけみっちと話し終わったあと、マイキーに雪の家まで送ってもらった私はマイキーに手を振ると家へと入って行った。
「あら？Aちゃんじゃない！いらっしゃい！」
『雪のお母さん、ご無沙汰してます！雪に会いにきました！』
「そうなのね！雪なら部屋にいるわ!上がって上がって！晩御飯も食べて帰り！」
『いつもありがとうございます！』
私は靴を揃えて家に上がるとそのまま階段を登って行った。
雪の家は普通の家だ。
ただ、普通の家より自己管理の幅が広くほとんど1人で行わなければならない。
学校に行きたければ何も言われずとも勉強をして好きな学校へ。
学校で何か問題が起きても自分で尻拭いをする。
もし、自分の起こした問題で尻拭いができなければ1ヶ月は外には出れない。
私が知ってる中で雪も何度か外に出れない時期があった。
「？Aどうした？」
先程のたけみっちの話を聞いてか私は雪に無性に抱きつきたくなった。
『雪に会いにきてん！』
「いきなりだから驚くじゃん。」
抱き付けば私の頭を撫でてくれる雪。
この世から雪が居なくなるとか考えられない。
『あんな、ちょっと潰してて欲しいグループあって…』
「この状態でそれ言うの？おかしくない？」
抱きついたまま会話を続ける
『このチームでな、これ資料。華からもらってきてん。ほんで、日にちは10.31で』
「あ、無視するのね。はいはい。Aは？」
『私は華の野暮用でいけへんから指揮頼みに来た。』
「了解」
抱きつくのをやめて正面に立ち雪の顔をしっかりと見る。
「そんなに見られると恥ずかしいんだけど」
『いやぁしっかり見とこうとおもってさぁ』
「ふーん…ま、頑張りな。」
たけみっちにはあんなこと言ったけど、マイキーが危なければ私は迷わず突っ込むであろう。
もしそうなれば雪の顔を見るのは最後になるかもしれない。
私が最後に会いたい人物は雪だけだ。
『あのさ、頼み事あるねん……』
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はんむ - 最高でした！ (2021年11月23日 0時) (
レス) @page39 id: fffe7db0be (このIDを非表示/違反報告)
紅蘭(プロフ) - 失礼します。鶴蝶が確蝶になってます。 (2021年11月3日 12時) (レス) @page35 id: b204aab9e2 (このIDを非表示/違反報告)
ゴリラの娘です - とても素敵な作品をありがとうございましたァァァァァァ！ (2021年10月28日 15時) (レス) @page34 id: dfc5bee49e (このIDを非表示/違反報告)
I’m海月(プロフ) - もう好き！梵天軸のお話を組み立て頑張ってください！ (2021年10月16日 19時) (レス) @page39 id: 248713b743 (このIDを非表示/違反報告)
怜衣(プロフ) - すごく面白かったです！私は梵天軸がいいです！ (2021年10月13日 13時) (レス) @page37 id: 84ddb6d095 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：凛 | 作成日時：2021年10月8日 20時
