52、消える ページ3
『お疲れ様ー』
「ありがとう。」
集会を終えて階段から降りてきたマイキーはやはり元気がなかった。
『大丈夫。絶対大丈夫。君達は今までずっと一緒やってんから。』
私がそう言ってマイキーの頭を撫でるとマイキーはそうだなっと言ってバイクに跨ろうとした。
『あ、たけみっちに用事あるから少し待ってもらってもいい？』
「いーよー」
マイキーにそう言うと私は階段を登りたけみっちの元へと走って行った。
「お前だけは俺のそばを離れんなよ…」
そんな小さな言葉を聞きながら
『たけみっちー！』
「Aさん！」
『あんたいつ見てもボコボコやなぁ』
「あはは」
たけみっちのそばに座り話を聞く姿勢を作る
「あの、この間タイムリープをしてきてその時にあった話なんですけど…」
『うん。』
「ドラケンさんが死刑囚になってて…他にもありまして」
一気に暗くなる武道の姿にAは嫌な予感がする。
「雪さんが亡くなってました…亡くなったのは10.31の抗争です。場地さんが刃物で刺される瞬間に間に入ったみたいで…結果、場地さんもすぐに刺されて亡くなりました。」
『っ…。』
「あと、12年後Aさんは東卍の幹部で百合會の皆さんを…えっと…」
武道は言うか迷うが意を決して口を開こうとした
『うちが殺してもーたか…ちゃう？』
笑顔でいうAの言葉に武道は言葉をなくしてしまった。
『皆んな優しいから止めてくれたんやなぁ…うちが人殺しになるの…そうか。』
Aはため息を吐くとこう言った。
『今度の抗争、雪達は他のグループを潰してもらうことにしてる。その場にはうちが行く。』
「え…でも！Aさんもマイキー君を庇って大怪我をしてしまいます！！」
そう言って必死に止める武道に向かって口を開いた。
『うちがいなければ百合會の皆んなは無事なんやから…な？これで一つ解決やん！って、まぁ…未来を知ってるうちが運命通りに動いたらの話やけどな』
Aはニカッと笑うと楽しそうに階段を降りて行った。
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はんむ - 最高でした！ (2021年11月23日 0時) (
レス) @page39 id: fffe7db0be (このIDを非表示/違反報告)
紅蘭(プロフ) - 失礼します。鶴蝶が確蝶になってます。 (2021年11月3日 12時) (レス) @page35 id: b204aab9e2 (このIDを非表示/違反報告)
ゴリラの娘です - とても素敵な作品をありがとうございましたァァァァァァ！ (2021年10月28日 15時) (レス) @page34 id: dfc5bee49e (このIDを非表示/違反報告)
I’m海月(プロフ) - もう好き！梵天軸のお話を組み立て頑張ってください！ (2021年10月16日 19時) (レス) @page39 id: 248713b743 (このIDを非表示/違反報告)
怜衣(プロフ) - すごく面白かったです！私は梵天軸がいいです！ (2021年10月13日 13時) (レス) @page37 id: 84ddb6d095 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：凛 | 作成日時：2021年10月8日 20時
