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35、祭り ページ36

「たけみっち、Aを頼んだ。」


そう言ったマイキーは私のことをたけみっちに任せた。


「大丈夫ですか!?」

『だいしょーぶだから慌てんなって。とりあえず手の縄を解いて。』


手を解いてもらうと手首を回しポキポキと鳴らす。


「A、これ着とけ。」


マイキーが投げてきたのはびしょ濡れの服だ。


彼を見れば上を着ていない。


『…。ありがとう、マイキー。』


その服を着て喧嘩の準備をする。



『おめぇら!行くぞ!!全員病院送りだ!!身包みひっぺがしてぼこぼこにしろ!!』


「「「はい!」」」


祭りの会場に引き渡る声


楽しい楽しい祭りの始まりだ。



——

-


「ドラケン君!」

『たけみっち!危ねぇ!!』


バキッ!


「あっありがとうAさん!!」


ドラケンを探すたけみっちを見つけた瞬間襲いかかる相手を蹴りで仕留める。


『ドラケンなら強いから大丈夫だ!人の事より自分の事を優先しろ!!』

「きよまさくんが刃物を!!!」


刃物…


『そういうことか!!百樹をそっちにやる!アイツはうちのチームで3番目に喧嘩が強い!連れていけ!』


肺いっぱいに空気を吸い込む。


『ももきぃぃぃ!!!』


百樹は私にとてつもない忠誠心を抱いている。


百「リュウガ!!何!?」


喧嘩も強いし安心できる。


『たけみっちに着いていけ!』

百「分かったー!」


バキッ!


近くにいた相手のことを殴り腕を折った百樹は急いでたけみっちの方へと向かっていった。


『オラァァ!』


ドカッ!

バキッ!


蹴り倒しては腕や足を折る。


そしてしばらくした後だった。


「百樹さんっ!!」

「おい!百樹!!」


そんな声が聞こえて後ろを振り向けば血を流して倒れている百樹。



『も…百樹?』

36、血→←34、助け



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作者名: | 作成日時:2021年9月24日 20時

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