29、恋 ページ30
『ぶふぉ!!なに!?急に!?なんなん!ほんま!』
急な言葉に驚きながらあわあわと焦るA
Aの意外な反応に武道は驚いていた。
未来ではもう少し先でマイキー君のことを好きになるって言っていた気がした。
『えっと…まぁ…なんやろ…えー…かっこいいと思う…けど…』
そう言いながら赤くなるAは年相応の女の子にしか見えなかった。
「へー!どういうところがかっこいいと思うんですか?」
『普段は可愛い感じやのに、仲間を大切に思ってて喧嘩強いとこ…やな…それに優しいし。ってもうええやろ!』
そう言いながらAは武道を強く叩いた。
「痛っ!!!力強いですよ…」
『ごめんごめん。』
Aは軽く謝るとバイクに跨った。
『この事は秘密やで!絶対に!もしいうてみろ…分かってるやろうな?』
Aはニタリと笑った。
「はいっ!!」
武道が返事をした後、Aは満足そうにバイクに足をかけた。
「あ、待ってください!!」
『なんや?まだなんかあんの?』
だが、出発する前に武道に止められる。
「出来るだけ一人で出歩かないでくださいね。」
その真剣な表情にAは言葉が詰まる。
『…。なんか知ってんの?』
「Aさんも女の人なので夜遅くなると危険だなぁ…と思いまして。」
その言葉にAは大きな口を開けて笑った。
『あははは!そんな分けないやん!うちがどんだけ強いか分かってるやろ?まぁ、たけみっちのいう事やしきーつけるわ!』
Aはほなっ!というと今度こそバイクに足を乗せて帰っていった。
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作者名:凛 | 作成日時:2021年9月24日 20時