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傷が8つ ページ8

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結局その日の5時間目は屋上でサボった

教室戻ったら先生に怒られたのは言うまでもない

冬弥にはかなり心配されたがほんとにいいことしか無かったし…


「あきと〜〜!!!放課後ヘルプ頼めるか?!」

「あーいいぜ 仕方ねぇな」

「やったー!神様仏様彰人様♡」

「きめぇ…」


帰ろうと準備しているとサッカー部のクラスメイトに部活の助っ人を頼まれる

練習もないから遅くなっても大丈夫か…

校庭へ出てある程度の準備を終わらせ、ボールを軽く蹴る

おし、調子も悪くねぇ

周りを見ると部員の準備も終わってきたようだ


「東雲!パス練組んでくれ!」

「任せてください」


今日って試合の予定あんのかな

その辺ちゃんと聞いてなかったな…


「…あぁぁ!!東雲ミスったごめん!」


その声と共に先輩が蹴ったボールが俺の横を通り過ぎて後者の方へ転がっていった


「ああ、気にしないでください オレ取ってきますね」


自分よりもずっと奥に飛んでったボールを取りに行こうと振り返る


「…待って東雲、待って、今は行かない方がいい」

「え?…ああ、ワンツーのセンパイと……A先輩?」

「あの組み合わせ絶対やばいよ!ちょ別の持ってくるから…」

「別にボール取りに行くだけですし 大丈夫っすよ」


後ろで叫び声を聞きながらボールの元へ走る

くそ…先輩の所に今すぐ行きたいしワンツーと一緒にいる理由も気になる

ただ残念なことに今は部活中だから話しかけている時間は無いのだ

それは話しかけられるのも同じで


「彰人じゃないか!また助っ人か?」

「横髪に蜘蛛ついてますよ!」


会話を避けるため言い逃げする

司センパイが話しかけてきたのは好都合だった 正直対応が1番楽だ

…先輩が話しかけてきたら、正直逃げれる自信ねぇし


「ぬわぁぁぁ?!?!?!るるるるるるる類!!!!!A!!!!!なぜ教えてくれなかったんだ?!?!?!」

「いや居ねぇもん」

「揶揄われているだけだよ、司くん」


ただ予想外だったのはいつもの2倍くらいの叫び声だったかな…………


「東雲…よく無事だったな…」

「ワンの方の先輩は扱い慣れてるんでね」

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黒猫 - コメント失礼しますっ!!今までの作品の中で、1番好きです😭✨これからも、無理のないよう頑張ってください🙇⋱ (2022年2月13日 22時) (レス) @page21 id: 8f1acdf27e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:かなた | 作成日時:2021年11月12日 22時

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